阪神 クレイグ・ブラゼル 無断帰国の巨人とは大違い?? [野球]



今年は助っ人のチームワークでは阪神が巨人に圧勝か!? 29日の中日との練習試合前、マット・マートン外野手(29)が外野ノックを受けている最中、突然現れたクレイグ・ブラゼル内野手(30)が、山脇外野守備コーチからノックバットを借りて、ノッカーの役目をジャックした。
クレイグ・ブラゼル.jpg
 ブラゼルが助っ人仲間に仕掛けた“余興”だが、まじめなマートンも外野で「オネガイシマース!」「フルパワー!」とブラゼルを煽りたてるなどノリノリムードに。

 ところが-。ここからがいたずらっ子・ブラゼルの真骨頂。まともな飛球はたった3球ほどで、他は外野2階席にスタンドインする大ホームランや、距離がショートして無駄にマートンを走らせる打球ばかり。これには最初は威勢がよかったマートンも閉口。しまいにはあきれた様子も。

 今回はブラゼルが『いじり役』で、マートンは『いじられ役』だったが、実は両助っ人はベンチで2人並んで座って話している姿がテレビで映されることがないため、ファンの間では「意外と不仲なのでは…」といぶかる声もあった。
マット・マートン.jpg
 だが、担当の大木一仁通訳は「2人はロッカールームは隣同士で、いつもよく話していますよ。遠征先でも食事に一緒にいっていますし、ブラゼルもマートンも基本的に酒を口にしない点で共通しているし、ギクシャクすることも全然ないですよ」と証言、“不仲説”を一蹴した。

 2月のキャンプで両助っ人が3カ月ぶりに再会した時には、ブラゼルがマートンの214安打記念Tシャツを着て練習に現れるなど、結束ムードをうかがわせた。

 優等生然としたマートンと「チョイワル」のブラゼル。タイプは違ってもどちらも「大人」だから関係は良好だ。

 その一方で球団関係者がこう話す。

 「巨人は新外国人のバニスターが東北の地震の後、無断で帰国した。あの行為は他の外国人選手に対して失礼だし、代理人の団野村さんの顔も立たない。はっきりいって雰囲気はいいことないだろう」とライバル球団の“ほころび”を指摘している。


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