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上原浩治・“究極の移籍”でパイレーツの勢いにかける? [野球]

オリオールズ(ア・リーグ東地区)の上原浩治投手(36)をナ・リーグ中地区のパイレーツが獲得に興味を示しているとFOXスポーツの名物記者、ケン・ローゼンタールがリポートした。

 パイレーツは2007年に桑田真澄投手が入団して日本でも話題になったが、万年最下位のチーム。昨年も57勝105敗の最下位(6位)で、観客動員も27球団中27位、1試合平均1万9918人だった。
上原浩治c.jpg
 ところが今年はナ・リーグ16球団中5位の投手力(防御率3・36)を背景に毎試合粘りをみせ、この10試合を7勝3敗で乗り切って一気に首位に躍り出た。そこで、めったにないチャンスを生かすために、「セットアッパー・上原」に目をつけたのだという。

 上原はオリオールズ入りして以来、再三故障に悩まされたが、今季は故障もなく、仕事をこなしてきた。巨人時代から培った勝負度胸のよさを買う球団は少なくなく、プレーオフ進出を狙うチームにとっては「欲しい選手」という

 上原は前日(19日)のレッドソックス戦で3-2の8回に出場停止のグレッグに代わって抑えとして投げる予定でブルペンで準備を始めたが、味方の2本塁打で4点差となって出番なし。「1点差で最後は緊張する。つくり上げた気持ち、ブルペンで投げた体を返してほしい」と冗談めかしたたものの、今季初セーブを挙げる機会を逃し残念そうだった。

 トレード候補とされ、パイレーツが興味を示したとの情報は「そういう話は出てもらった方がうれしいし、モチベーションも高まる」と前向きに捉えた。

 レッドソックス、ヤンキースの2強に挟まれ、プレーオフ進出が絶対不可能なチームにいる「フラストレーション」を吐露したようなコメントにもとれた。

 首位に立ったことで観客動員数は前日2万6000人にまで盛り返したパイレーツ。とはいえ、チームは打線が弱く、打率はナ・リーグ16球団中11位。総得点でもリーグ1位のレッズ(447点)やカージナルス(445点)にはるかに及ばないナ・リーグ11位の372点。後半戦を展望すると、上原が加入しても途中で息切れしそうだ。

 プレーオフのチャンスのないオリオールズに残るか。それともパイレーツの勢いにかけるか? 仮にパイレーツから正式オファーがあっても、上原にはかなり難しい選択となりそうだ。



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