【高校サッカー】初出場の聖和学園 ドリブル武器に初戦突破 [サッカー]

追いつめられた聖和学園が底力をみせた。0-1で迎えた後半39分、途中出場の藤原光が左をドリブルで疾走、右足で同点弾をたたき込んだ。

 「どうやってあそこまで行ったか覚えていない。自分はあまり点を取れる選手じゃないし」。県予選準決勝で左太腿筋を断裂、全治3カ月の重傷から復活した背番号7の活躍に、チームメートは全国高校総体2回戦でも敗れた苦手のPK戦で奮起。5人目で勝利をもぎ取ると、一目散にスタンドに駆け寄り、応援団と喜びを分かち合った。
聖和学園・藤原光.jpg
 女子サッカーの強豪として知られる同校に男子部が誕生したのは共学化した2003年。女子のコーチだった加見監督は「女子はパスがうまかったが、何か足りないと思う中で教わった」というドリブルを軸に、攻撃的スタイルを確立。毎朝の練習では、全員がタイヤ100個の間をドリブルで抜くことに費やす。足の速い選手が少ない今季は、選手がそれぞれ敵陣での駆け引きを覚え、創部9年目で初の選手権切符を獲得した。

 「パスだとすぐ相手の守備にはまる。ドリブルで抜けたら楽しいし面白い」と話すのは身長150センチの高橋奏。隣県の代表校、盛岡商を破った近大付との2回戦に向け、「震災もあったシーズン。盛商の分も、自分たちが東北魂を背負って臨みたい」と強く意気込んだ。
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