【春高バレー】東亜学園4強入り 栗山主将・意地で激戦制す [バレーボール]

 東亜学園-p3.jpg準々決勝の最終セット20-20。「全部俺が決めてやる」。東亜学園の栗山英之(3年)が、セッター細田寛人(2年)に伝える。言葉通りに上がったトスを、敵陣の“穴”へめがけ3連続で豪快に打ち込んだ。エース、主将としての意地で石川工をねじ伏せた。

 第1セットを25-15と楽に奪って油断した。互いに譲れない第3セットは激しい競り合い。前日の2回戦では一人、ふがいないプレーをし、小磯靖紀監督から「キャプテンマークを外せ」と言われた。「絶対に負けたくなかった。最後は相手の動きが全部見えた。気力の勝利です」と栗山主将。前回優勝校でも“挑戦者”としての気持ちは変わらない。頂点まで押し上げてくれた先輩が抜け、新チームになってからは練習試合で勝てても、夏の高校総体は初戦敗退、春高の東京大会決勝では東洋に敗れて準優勝だった。小磯監督は「昨年とは違い、今年はバシッとした軸がいない」と苦笑する。
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 それでも春高連覇を目指し、鍛錬の成果が実を結んでいる。この日の3回戦は高校総体4強の星城をフルセットで下し、前回大会を彷彿させる粘り強さで4強入りした。準決勝は秋の覇者、宇部商を撃破した大村工との対戦。「高い相手だが、僕たちの武器もブロックと真ん中からの攻撃。長所を出して上へ行きます」。頂点まであと2つ。必ずや指揮官を驚かせてみせる。



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