八木かなえ 控えめな美少女リフター いざロンドンへ [ウエイトリフティング]

八木かなえ794f.jpg 八木かなえ
 愛くるしいルックスからは想像もつかない怪力の持ち主だ。スクワットでは体重のほぼ3倍の151キロを持ち上げる。重量挙げを始めて4年。人気バラエティー番組からも白羽の矢を立てられた「美少女リフター」はロンドン五輪が視界に入る高みにまでやってきた。

 中学までは体操に没頭。全日本ジュニア選手権の2部で個人総合7位、種目別跳馬で3位に入った。本人いわく「たまたま」ながら、北京五輪代表の新竹優子(羽衣国際大)に一度だけ勝ったこともある。

 畑違いの競技に出合ったのは中学3年の冬。兵庫・須磨友が丘高のオープンハイスクールで練習を見学し、迫力に圧倒された。「体操はやり切った感があった。高校では違う競技をやってみたかった」。入学後、全日本女子の監督も務めた横山信仁氏が指導する強豪の門をたたいた。

 これまでの歩みは順調だ。競技歴8カ月でアジアユース選手権を制し、全国高校選手権は48キロ級と53キロ級で3連覇。金沢学院大コーチに就任した恩師に引き続いて指導を仰ぎ、三宅宏実(いちご)が長らく保持していた53キロ級の高校、大学、ジュニア記録(いずれもトータル)をことごとく塗り替えた。
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 「三宅さんが出した記録があったからこそ、それに向かって頑張ることができた。感謝しています」。トータル207キロの日本記録を持つ第一人者の背中を、今も変わらず追い続ける。

 すでにロンドン五輪代表に内定済みの三宅は、48キロ級か53キロ級のどちらで出場するかまだ結論を出していない。それもあるからだろう。「狙っているのはリオデジャネイロ五輪。今は目標の重量を挙げる方を優先しています」。今夏に迫った大舞台について、19歳は慎重な姿勢を崩さない。
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 残り2つの切符を争う4月の全日本選手権(北九州市)では、トータル200キロを目指す。「五輪に出られる出られないにかかわらず、自己ベストを出したい」。全日本の結果と三宅の動向によっては前倒しでの五輪が見えてくる。






 やぎ・かなえ 1992年7月16日、神戸市出身。5歳で器械体操を始め、中学時代に全日本ジュニア選手権(2部)個人総合で7位入賞。兵庫・須磨友が丘高で重量挙げに転向し、昨春、強豪の金沢学院大に進学。152センチ。自己記録はトータル195キロ、スナッチ85キロ、ジャーク111キロ。




八木かなえ 世界で一番かわいい力持ち


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