メッシ2発!バルセロナ“驚異”の圧倒で8強 [サッカー]

◇欧州CL決勝トーナメント1回戦第2戦 バルセロナ3-1アーセナル(2011年3月8日)

 欧州CL決勝トーナメント1回戦第2戦は8日に2試合が行われ、バルセロナがホームでアーセナルを3―1で下し、2戦合計4―3で4季連続の準々決勝進出を決めた。FWリオネル・メッシ(23)が先制点に加え、2戦合計3―3からのPKで“決勝点”を挙げた。第1戦を制したアーセナルはFWロビン・ファンペルシー(27)の退場が響いて逆転負け。シャフタル・ドネツクはローマを2戦合計6―2で下し、初めて8強入りした。
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 突破決定のPKをゴール右に蹴り込み、歓喜の輪の中でメッシが高々と抱き上げられた。1メートル69の小さな体で示した大きな存在感。2得点の活躍にシャビは「違いをつくったのはやっぱりレオ(メッシ)だね」と笑った。

 前半ロスタイムにもスーパーゴールを決めていた。ゴール前に飛び込んでイニエスタからパスを引き出すと、左後方からのワンバウンドを左足でコントロール。さらにバウンドさせると飛び出してきたGKを絶妙な浮き球でかわし、最後は左足のボレーで叩き込んだ。

 「あまりに偉大なゴールを決めてきたから当たり前に見えてしまう」とあきれ顔のグアルディオラ監督。この時点で2戦合計2―2ながらアウェーゴール規定で突破可能な状態とした。後半8分にオウンゴールで同点とされ、90分で突破を決めるのはさらに2点が必要となったが、後半24分にシャビが追加点を挙げるとメッシが再び輝いた。

 2分後に“決勝”のPKを獲得したのはペドロだが、その過程で最前線のエースは相手にプレッシャーをかけ続けた。PKにつながるボール奪取は、しつこくボールを追ったメッシを相手GKアルムニアが苦し紛れに蹴ったから。ボール支配率69%―31%、パス成功数738本―199本、さらにシュート数19本―0本という驚異的な数値でアーセナルを圧倒して勝利につなげたが、メッシを筆頭に選手全員がボールを追い続けた結果だ。

 後半11分から相手が退場で10人になったとはいえ、最後まで走り抜いた選手に対し、指揮官は「3本以上パスをつながせなかった」と満足げ。芸術的なパス回しはバルセロナに匹敵すると評価されるアーセナルに、準々決勝で破った昨季に続いて力の差を見せつけた。

 第1戦で先制アシストを記録しながら再三の逸機で逆転負けの一因となったメッシだが、第2戦に向けて「負けるなんて考えられない」と豪語していた通り、実力を証明した。通算8得点として得点ランクも首位。優勝候補の大本命がエースに引っ張られる形で加速してきた。



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