【レッドソックス】田沢純一・手術明けで160キロ? 7月メジャー復帰 [野球]



右ひじを手術したレッドソックス・田沢が驚異的な回復を見せている。

 昨季のオープン戦で右ひじを痛めた田沢は昨年4月にメスを入れた。
当初、実戦復帰は今季終盤になるとみられていたが、すでにマイナー戦ながら3試合に登板。
去る27日には練習試合で4回を無失点。直球の最速は150キロ超をマークして復調をアピールした。今後はマイナーで実戦登板を積み、順調なら7月中旬の球宴明けにもメジャー復帰が見込まれている。

 田沢が受けたのは右ひじに腱をもってきて移植する「トミー・ジョン」といわれる手術。
痛めたひじに体の他の部位から腱を移植するのだ。田沢は左ひじの腱を移植したそうだ。

 このトミー・ジョン手術を受けた投手は故障する前よりも球威が増すケースも。
米国では球速が少なくとも5キロほどアップするという検証データもある。新しい腱に替えて患部が蘇生されるため、利き腕が強化されて手術前よりも速い球が投げられるようになるのだ。手術する必要がなくても、あえてメスを入れる投手もいるほどだ。
田沢純一b.jpg
 田沢のメジャーでの自己最速は1年目の09年にマークした151キロ。昨季を棒に振ったとはいえ、今年6月でまだ25歳。現時点で直球が150キロを超えているだけに、今季中には160キロ近くに達する可能性もある。

 1年目にはヤンキース相手に好投し、白星を挙げた田沢は今季が3年契約の最終年。球威が増し、来季以降の見通しが立てばレッドソックスが再契約のオファーを出すのは当然。
松坂は依然として放出の噂が絶えず、岡島は1年契約だ。
レッドソックスの日本人投手3人のうち、立場が安泰なのは田沢だけか。

(日刊ゲンダイ2011年4月30日掲載)


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