【中日】平田良介2戦連続サヨナラ本塁打 史上8人目 [野球]

○中日1-0ロッテ●(5日・ナゴヤドーム)

 2日連続で主役になった。中日の平田が史上8人目となる2試合連続のサヨナラ本塁打。「言葉が出ません」。自身も信じられないようだったが、高校通算70本塁打のスラッガーがいよいよ本領を発揮しようとしている。平田良介.jpg

 九回2死走者無しで平田に回ると、その直前に打ち取られた和田、佐伯にはなかった、前日の再現を期待する声が球場に響いた。「特別な歓声だと思った」と平田。しかし、3時間半が過ぎて負けがなくなった前日とは違い、「自分が決めようとは思わなかった」という。

 2球で追い込まれ「三振しないように」という考えも一瞬よぎった。しかし「小さいことを考えたけど、やっぱり振らないと」。3球目は狙っていた直球。振り抜いた手応えは十分だった。右翼席に届いたのを確認すると、右腕を突き上げた。

 本塁では前日と同じように同僚から手荒い祝福を受けた。「岩瀬さんから『本当に天才だな』と言われた」。

 元々、05年秋の高校生ドラフトで、昨年のパ・リーグ本塁打王、オリックスのT-岡田と比較し、落合監督が「鍛えればオレ以上になる」と1位指名したのが平田だ。1年の後れはとったが「ちょっとは成長していると思う」と平田。
 6年目の今季、背番号は「8」から「40」へ大きくなったが、自身も大きくなりつつある感触を感じ始めている。




タグ:平田良介
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