【欧州CL】英メディア・香川真司を絶賛!負けチーム異例の7点評価 [サッカー]

 
欧州チャンピオンズリーグ1次リーグ第5節(23日、ロンドンほか)E~H組の8試合が行われ、日本代表MF香川真司(22)が所属するF組のドルトムント(ドイツ)は、アウェーでアーセナル(イングランド)に1-2で敗れた。
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 フル出場した香川真司は後半ロスタイムに欧州CL初ゴール。決勝トーナメント進出は厳しくなったが、強豪相手に確かな存在感を示した。
 アーセナルは首位での1次リーグ突破が確定。左足首捻挫で離脱中のFW宮市亮(18)はベンチ外だった。

 最後の最後で意地を見せた。0-2の後半ロスタイム、左サイドからのクロスをFWレワンドフスキが落とすと、走り込んだのは香川。左足でゴール右隅に冷静に流し込み、敵地エミレーツ・スタジアムに「KAGAWA」の名を刻んだ。

 「別に…。何も感じないゴールだった。時すでに遅かったから、あまり感想はないですね」

 自身初の欧州CLでの得点はMF中村俊輔、MF稲本潤一、MF本田圭佑に続く日本選手4人目(5点目)。その中でも22歳251日での得点は史上最年少記録だ。しかし、チームはF組最下位に転落。試合後の香川は遅すぎた追撃弾に唇をかんだ。

 孤軍奮闘だった。攻撃の核のドイツ代表MFゲッツェが前半途中に負傷交代。相手に2点を先制されてもあきらめず、最後までボールを追った。その結果が、19日の国内リーグ・バイエルン戦での決勝アシストに続く2試合連続の活躍につながった。
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 これで出場した11月の公式戦は、代表戦を含む5試合で2ゴール3アシスト。1月のアジア杯で右足小指を骨折した影響もありシーズン序盤は不調も叫ばれたが、年の瀬を前にまさに完全復活。英テレビのスカイスポーツ、ユーロ・スポーツがともに公式サイトで、負けチームの選手では異例の7点(10点満点中)の高評価を与えるなど、英メディアも手放しでたたえた。

 それでも香川は、「アーセナルは同じ組で一番強いチーム。その中で結果が残せなかったふがいなさがある。もっと成長したい」と悔しさを隠さなかった。負傷離脱中には日本代表・ザッケローニ監督から「デルピエロになれる」と、欧州CLで42ゴールを記録する元イタリア代表FWに重ねて信頼の言葉を受けた。周囲の期待を知るからこそ、CL初ゴール程度で満足することはない。

 「もっと上のチームとやりたい」。“ルール地方ダービー”シャルケ戦など国内リーグ2試合を経て、12月6日には1次リーグ最終節のマルセイユ戦(ホーム)。わずかに残る決勝トーナメント進出の可能性を信じ、香川は再度の爆発を誓う。



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