【U−23ロンドン五輪最終予選】本能のプレーヤー・清武弘嗣が戻ってくる! [サッカー]

U−23に清武弘嗣が戻ってくる。30日、日本サッカー協会はU−23グアム合宿の参加選手26人を発表した。大津ら海外組は召集せず国内組だけの構成でA代表でも活躍している清武弘嗣も再び選ばれている。
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五輪予選ではクラブへの拘束力がないため海外組召集は困難であり、基本国内組でシリア戦を戦うのは規定路線だ。シリア戦は隣国ヨルダンでの開催される予定になっている。その暑さ対策を兼ねてグアムでの合宿となった。

 清武弘嗣が入るとチームは格段に引き締まる。最終予選のマレーシア戦前、不調に喘いでいたチームを活性化したのはまさに彼だった。短期合宿でアビスパ福岡に敗れるなどボールが回らなかったU−23だが、清武の合流と共に生き返り見事勝利を飾ったのは記憶に新しいところだ。先制点を演出したのはもちろん彼だった。

 清武のサッカー選手としてのスキルは高い。パス、ドリブルの高いレベルの技術を持ち、走力も高く総合力に優れる選手だ。しかし魅力はその総合力ではない。その力を支えとした意外性のあるプレーこそが彼の真骨頂だ。

 時に本能的プレーヤーと呼ばれる彼は「自分でも何が飛び出すかわからない」と言うように日本では新しいタイプのMFと言える。今までの日本のMFと言えば絶妙のパスを売り物にする選手がほとんど。一方清武はパサーとしての才能も高いが動きの中で勝負するタイプ。その意味で香川真司と極めて近い才能を持っている。ザッケローニがA代表での召集にこだわるのも無理はないところだ。
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 印象に残るプレーは今年も多く見られた。特に2011年8月10日のA代表日韓戦の3点目香川へのグラウンダ―のパスは芸術的とも言えるものだった。2点目も清武がGKのはじいた球を冷静に本田に送ったもので、本田も清武を絶賛している。ワンプレーで局面を変えることの出来る彼がU−23に戻ってきたのは本当に大きい。

 A代表レベルであることをすでに証明している清武弘嗣。ロンドンでの活躍が次のステップへの大きな道標となる。2012年の飛躍を期待したい。





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