【春高バレー】東九州龍谷 史上初の4連覇達成 [バレーボール]
歓喜の涙があふれ出た。「高校最後の大会を優勝で終えられて、うれしい」。東九州龍谷の主将でエース鍋谷友理枝(3年)は自らのアタックで史上初の4連覇を決めると、チームメートとコート上で抱き合った。
「勝つことの厳しさを学んだ高校生活だった」。主将を任された3年時、高校総体に続く優勝を狙った昨秋の国体で4位に終わった。
「私が(アタックを)決め切れなかった」。大会後の約2カ月、苦悩の日々が続いた。乗り越えるために打ち込んだ練習では、「高いブロックを打ち破りたい」とアタックを磨いた。この日のスパイク決定率は46・8%。成果を見せつけた。
親友のためにも負けるわけにはいかなかった。準決勝で同じ中学出身の大竹里歩(3年)擁する下北沢成徳と壮絶な熱戦を繰り広げた。涙で健闘をたたえ合った大竹から「うちに勝ったんだから絶対連覇するんだよ」と託されての決勝だった。
チームも万全での4連覇ではなかった。鍋谷以外へのトスを分散させる攻撃を目指したが、機能しなかった。大会12日前からは、鍋谷をセッターに置く布陣まで試した。本来のアタッカーに戻したのは開幕当日だった。
将来の全日本を夢見てVリーグのデンソー入りする大黒柱の鍋谷が抜け、相原昇監督は「新チームは一からスタート」と強調する。黄金時代はどこまで続くか。5連覇へ、女王が歩みを続ける。
「勝つことの厳しさを学んだ高校生活だった」。主将を任された3年時、高校総体に続く優勝を狙った昨秋の国体で4位に終わった。
「私が(アタックを)決め切れなかった」。大会後の約2カ月、苦悩の日々が続いた。乗り越えるために打ち込んだ練習では、「高いブロックを打ち破りたい」とアタックを磨いた。この日のスパイク決定率は46・8%。成果を見せつけた。
親友のためにも負けるわけにはいかなかった。準決勝で同じ中学出身の大竹里歩(3年)擁する下北沢成徳と壮絶な熱戦を繰り広げた。涙で健闘をたたえ合った大竹から「うちに勝ったんだから絶対連覇するんだよ」と託されての決勝だった。
チームも万全での4連覇ではなかった。鍋谷以外へのトスを分散させる攻撃を目指したが、機能しなかった。大会12日前からは、鍋谷をセッターに置く布陣まで試した。本来のアタッカーに戻したのは開幕当日だった。
将来の全日本を夢見てVリーグのデンソー入りする大黒柱の鍋谷が抜け、相原昇監督は「新チームは一からスタート」と強調する。黄金時代はどこまで続くか。5連覇へ、女王が歩みを続ける。
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