【F1】マリア・デビロタ、右目を失う クラッシュの女性テストドライバー 状態は安定 [F1]

F1チームのマルシャ・コスワースは4日(日本時間5日未明)、3日のテストでクラッシュし病院で治療を受けている女性テストドライバー、マリア・デビロタ(スペイン)の状況について発表。デビロタが右目を失ったと明らかにした。
マリア・デビロタ.jpg
 クラッシュで頭部と顔面に深刻な傷を負ったデビロタは、3日午後から英国ケンブリッジの病院で長時間の手術を受けた。手術は4日朝に終了し、依然深刻だが状態は安定しているという。

 チームのジョン・ブース代表は発表文の中で「こうしたことを報告しなければならないのは大変悲しいが、マリアは負傷により右目を失った」と明らかにした。



 また同代表は「事故に関しては、何が起きたのかについて包括的な分析を始めており、これにはしばらく時間がかかる」としている。

 ダックスフォード飛行場でデビロタが3日に行う予定だったテストは、直線走行だけで空力部品の効果を確認するもの。目撃者によると、デビロタは最初にマシンの調子を確認するインスタレーション走行を終え、速度を落としてピットスペースに戻ろうとしたが、急に車両の速度が上がりチームのトラックに激突したという。

 デビロタは同チームと今季からテストドライバー契約をし、3日が初の走行だったが、F1マシンでの走行自体は昨年、ルノー(現ロータス・ルノー)で300キロをこなしている。

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