【女子U-20ワールドカップ】田中陽子 圧巻の左右FK弾 [サッカー]

スイス-p2.jpg 「苦しい試合だったが、陽子の1、2点目で決まった」。2大会ぶりの8強入りを決めた一戦は、吉田監督の言葉に尽きる。立ち上がりから一方的に攻め込みながら、スイスの堅守を崩しきれない苦しい展開。終止符を打ったのは田中陽の正確な直接FKだった。

 1本目は前半30分。監督は位置を確認し、横山がけるよう指示したが、「久美(横山)と話して、よくわかんないけど自分になった」。左右両足とも高い精度を誇る背番号9は、最初に左を選択した後、「右でけったら入りそう」と思い直し、後方から軽く助走をつけて右足を一閃。待望の先制点につながった。

 2本目は後半2分。1本目と同様、自分が倒されて得たFKを、今度は左足で軽やかに流し込んだ。左右両足でFKを決めた経験は「ないと思います。びっくりしました」。スイスのシュベリー監督も「何もできることはなかった」と絶賛するしかなかった。
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 もともとは右利きだったが、高校1年の春、左足を疲労骨折。軸足として踏ん張りがききづらくなったのをきっかけに、左でける練習にも取り組むようになった。「性格的に1つだけは嫌。いろんなことができた方がプレーが楽しくなる」。飽くなき向上心と地道な努力で“黄金の両足”を手に入れ、3戦4ゴールと絶好調の19歳。2010年のU-17女子W杯決勝で敗れた韓国との準々決勝でも輝きを放つはずだ。
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