ヤングなでしこ 2得点の柴田華絵 “韓国キラー”本領発揮 [サッカー]

柴田華絵DGj.jpg身長153センチの小柄な点取り屋が国立の大舞台で持ち味を存分に発揮した。2試合続けて「一番好き」というトップ下で先発起用された柴田華絵は前半8分、西川の絶妙なスルーパスに鋭く反応、相手GKより一歩先に触って先制点を奪った。

 同点とされた直後には、田中美のパスから、左ポストをたたく豪快なミドルシュートで決勝点を挙げ、吉田監督も「きょうのMVP。相手に流れが行きそうなところで決めてくれた」とたたえた。

 日本-韓国.jpg今大会の予選を兼ねた昨年のU-19女子アジア選手権でも、韓国から得点。「1対1の対応とか、間合いとか、アジアの中ではやりやすい相手」と“韓国キラー”を自任していた。ゴール以外でも、豊富な運動量を武器に、相手の攻撃の芽を摘む地道な任務を遂行。「守備をやらないと点を取っても意味ないんで」と平然と言ってのけた。

 サッカーの傍ら、ビル管理会社で事務の仕事もこなす20歳。「出張扱い」となっている今大会で活躍する日々はまだまだ続く。
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