なでしこジャパン次期監督に望月聡コーチ急浮上!“佐々木イズム”継承 [サッカー]

 サッカー女子日本代表なでしこジャパンの次期監督に、望月聡コーチ(48)の昇格案が急浮上している。

 日本サッカー協会では、佐々木則夫監督(54)の契約が9月いっぱいで切れることから急ピッチで後任人事を進めているが、思わぬ“ダークホース”が現れた。zak20120828008view.jpg

 実はロンドン五輪開幕前まで、日本協会では史上初の女子代表監督としてU-20女子代表の本田美登里コーチ(48)と、日本協会特任理事の要職にあり、なでしこリーグの日テレで指揮を執る野田朱美監督(42)をリストアップしていた。

 しかし、銀メダル獲得で状況は一変。日本協会の大仁邦弥会長(67)が「私案ですが、佐々木監督に続投してもらいたいと思っている」と公言したことで続投案まで浮上した。だが技術委員会は「5年も指揮してもらったので…」(協会関係者)というのが総意。女子の“総監督”といったポストを用意することで話を進めている。

 そこで協会幹部が推すのが、2008年の北京五輪から佐々木監督をサポートしてきた望月コーチだ。最も“佐々木イズム”を継承できる存在であり、その上に総監督を置いても障害がない。所属事務所も同じとあって、話も通りやすい。

 望月コーチは日本鋼管を経て、Jリーグでは浦和や京都のMFとして活躍。日本代表として国際Aマッチ7試合出場の経験がある。1996年に現役引退後は、京都などのコーチを歴任してきた。

 女性2人のほか、U-20代表の吉田弘監督(54)らも候補に挙がっているが、佐々木監督のサッカーを熟知しているうえ、協会の思惑にも合致するという意味では望月コーチが有力だ。

 大仁会長は、今秋にも新生なでしこジャパンをお披露目する親善試合を行いたい意向。現在開催中のU-20女子W杯が終了した段階で、最終的に監督人事を決定する。

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