上田桃子・脱力系で67!首位と2打差 [ゴルフ]

◆女子プロゴルフツアー ダイキンオーキッドレディース第2日(5日・沖縄・琉球GC=6439ヤード、パー72) 
 2007年の賞金女王・上田桃子(24)=フリー=が5位から5バーディー、ボギーなしの67で通算6アンダー4位に浮上。
69で8アンダーとして首位を守った藤田幸希(25)=TOSHIN=に2打差と迫り、初の開幕戦勝利を射程にとらえた。宮里藍(25)=サントリー=は73で5オーバー63位、宮里美香(21)=NTTぷらら=も73で4オーバー57位と地元沖縄期待の“W宮里”がそろって予選落ちを喫した。
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 脱力ゴルフが好スコアを生んだ。18番で1メートル強のバーディーパットを沈めた瞬間、桃子は「力みもなく決められた。こういうゴルフがしたいと思っていた」と理想のプレーができていることを実感した。初日の最終18番でイーグルを決めた勢いそのままに、バーディーを次々と積み重ねた。

 09年8月のアクサレディスを最後に優勝から遠ざかる。調子は悪くなかったが「どうして結果が出ないのか」と悩んだ。そこで一打一打に気合を込めるスタイルを見直し、肩の力を抜いて楽しむゴルフをするよう切り替えた。「ここ1~2年では久しぶりにスコアを考えないストレスのないゴルフができている」と手応えを示す。


急きょ相棒となった島中大輔キャディー(38)の支えも大きい。本来バッグを担ぐはずだった木戸愛が出場権を得られず今大会限定でコンビを結成。「話していて面白い。あっという間に18番になった」と言うほどリラックスさせてもらい感謝した。一方、07年KBCオーガスタなど宮本勝昌(38)=ハートンホテル=の2勝に貢献した経験を持つ島中さんは「難しい決まりや制約を抜いてゴルフをするようにしている。技術的なことは何も言ってない。彼女は賞金女王ですから」と謙遜した。

 昨年1月に右膝を痛め、5月には半月板損傷と診断された。しかしシード権を守るため、手術を回避。患部周辺の筋力を強化する道を選んだ。「足に負担がかからないように」と1月の豪州合宿ではスイングも改造。こうした苦労が実りつつある。「予選落ちしないようにしたいとは思っていた」と気楽に臨んで出した好結果。優勝の2文字が、執着を捨てて迫ってきた。
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