高校野球 東北高校にエール 被災地からそれぞれの願い込める [野球]

東日本大震災で大きな被害を受けた仙台市にある東北高校が選抜高校野球大会の初戦に登場した28日、地元では被災者や学校関係者らがテレビ観戦して声援を送った。
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 仙台市泉区の東北高校では、大型テレビ3台を設置した食堂に住民が約100人以上も集まった。高台にあるこの地区でも、道路や電柱などが地震で損壊。同校近くの中学校が避難所になった。

 町内会長の小金沢佳史さん(59)は、地震発生日から給水作業などを手伝ってくれた選手たちの姿が目に焼き付いているという。「自分の家族の安否も分かっていないのに、給水作業を手伝ってくれた。彼らは一緒に苦労した仲間」。大垣日大高校(岐阜)に完敗したが、「本当によくやってくれた。強豪に向かっていく姿勢に勇気づけられた」と健闘をたたえた。

 同校の音楽部は、甲子園での応援に使う曲を準備していた。本来ならアルプス席に立っていたはずの部員32人は、テレビの前で応援。今野美栄さん(16)は「甲子園には行けなかったけど、一生懸命声を出しました。この状況でよく頑張ってくれたと思う」と話した。

 避難所となっている若林区の六郷中学校でも、住民が声援。市内でも被害が大きかった地域で、現在も約460人が避難している。
自宅が半壊し、同中学に避難した針生たい子さん(69)は体育館でテレビを見詰め、「頑張りましたね。逆転してほしかったけど、夏に期待したい」と語った。



大垣日大、東北を完封○大垣日大7-0東北●(第6日・1回戦)

 大垣日大は一回に1番・畑が初球を右翼ポール際に本塁打を放つと、高田、野々部、上木の3適時長短打で計5点。甘い球を逃さない積極性で、主導権を握った。横手左腕・葛西も直球、変化球ともに低めに集め、4安打、10奪三振で完封した。東北のエース上村は球が浮き気味で、持ち味の粘りを発揮できなかった。
森田将健(大垣日大).JPG
 ★阪口監督が歴代7位タイに

 大垣日大の阪口慶三監督(66)が東北戦に勝ち、甲子園通算36勝に。明徳義塾(高知)の馬淵史郎監督に並び歴代7位となった。内訳は前任の東邦(愛知)で春15勝、夏10勝。大垣日大で春8勝、夏3勝。
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