【マスターズ】石川遼 初の予選突破 3度目の正直に「うれしくて泣きそう」  [ゴルフ]

3度目の正直、ではないが、石川が予選2日間で2アンダーと上々のゴルフで予選を初めて突破した。1打及ばず予選落ちした前年は悔し涙を流したが、今年は「うれしくて泣きそうです」と冗談を交えながらホッとした表情を浮かべた。

 初めてアンダーパーでラウンドした前日「過去2年はアマチュアがプロの試合に出ているような感じがあった。今年は同じ場所で戦えている」と成長を実感していた。
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その手応えをこの日は1番(パー4)から発揮した。バーディーパットは外したが、第2打をピン3メートルにしっかりと寄せた。すると、続く575ヤードの2番(パー5)では2オンに成功しバーディーを先行させた。7番(パー4)ではガードバンカーからの第3打をミスしてボギーとしたが、ミスを引きずることなく、前半をパープレーで折り返した。
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後半スタートの10番(パー4)では第2打をグリーン右に落とし下り傾斜を利用してピン30センチに寄せる頭脳的なプレーを披露。難なくバーディーを奪った。11番から13番までのアーメンコーナーをパーで乗り切ったが、14番(パー4)では1メートルのパーパットを外して3パットのボギーに。しかし、15番(パー5)ではグリーン右からのバンカーショットをリカバリーしてバーディーを取り、盛り返した。「(15番では14番と)同じような道をたどりそうになったが、15番のバーディーパットは練習ラウンドで何百回と入れてきた。それがマスターズの2日目にできなくなるのは悔しいので、練習ラウンドのように入れられた」とミスを引きずらず、ピンチをしのいだ。


すると、過去2年で石川を苦しめた“魔の16番(パー3)”では第1打をしっかりピン2メートルにつけ、パーをキープ。「パーで乗り切ったのが大きい」と予選突破を自ら予感したようだ。

 17番(パー4)ではバーディーパットをカップ右10センチに外したが、最終18番(パー4)では「ティーショットがよくて、いい上がり方ができた」と初の決勝ラウンドに向けて手応えを感じていた。

 2カ月にわたる米国遠征に向けて「結果にこだわりたい」と強調していた石川。ところが、予選落ちのある3試合でことごとく予選落ちした。「日本の月曜日の朝にテレビ放映で日本選手が出ていなければ、いくら頑張っているといっても信じてもらえない」と話したことを裏切り続けたが、大舞台でようやく宿題をクリアした。

 念願だった初の決勝ラウンド。「未知の世界なので、気持ちがスッキリするのか、緊張するのか分からないが、たくさんバーディーを取っていって、もっと上位でプレーしたい」と意気込んだ。「20歳で優勝」と夢見た世界が一歩近づいた。
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