【世界フィギュア】小塚崇彦が会心の演技…「銀」 [スケート]

28日のフィギュアスケート世界選手権。SP2位の織田、3位の高橋が相次いでフリーで倒れ、崖っぷちに立たされた日本男子。

その危機を救ったのは、今季の全日本王者、小塚だった。SP6位と日本勢で最も出遅れたが、フリーではほぼノーミスとなる会心の演技。「本当にうれしい。これ以上にできる演技はない」と、初のメダルを手にして充実感に浸った。小塚崇彦b.jpg

 冒頭の4回転トーループから、成功を予感させた。2・29点の出来栄え点は、優勝したチャンの同じジャンプを大きく上回った。その後も波に乗り、八つのジャンプを全部成功させたばかりか、すべての演技で一点も減点されなかった。

 日本は世界ランキングで最も低い選手1人が予選に回る必要があったため、小塚は予選、SP、フリーと3試合目。「朝は体が重かった」と疲れを自覚していたが、有終の美を飾った秘訣(ひけつ)は、精神のコントロールにあったという。

 予選トップで臨んだSPは「やる気が出過ぎた」。やる気は焦りに変わり、演技にも影響した。この日は「足の上に自分の気持ちを置いて、ストップをかけることを心掛けた」といい、大一番での動揺を避けられた。

 東日本大震災の犠牲者への追悼の気持ちを込め、氷の上に日の丸を映す演出などがあった前日の開会式。「ロシアの人々に愛をもらった。演技を通じてその愛を感じてもらえたら」。被災地にその思いが届けば、銀メダルの輝きはいっそう増すだろう。


オムニバス/フィギュア・スケー...

オムニバス/フィギュア・スケー...
価格:2,000円(税込、送料別)


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:スポーツ

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。