【ヴィクトリアマイル】アニメイトバイオ 金星再び? [競馬]


ヴィクトリアマイルは、圧倒的に4歳馬が優勢。過去5年の連対馬10頭を見ると、5歳馬が2頭なのに対し、4歳は8頭を占める。今年は、もちろん3冠牝馬アパパネがエースだが、ほかにも打倒ブエナビスタの可能性を感じさせる馬がいる。昨秋のローズSで、そのアパパネを破ったアニメイトバイオ、素質はG1級のアプリコットフィズ、上昇急のアンシェルブルー。どの陣営も、ひそかに大金星を狙っている。

 半年間の休養で、アニメイトバイオはスケールアップに成功した。「かなり、でかくなった。背丈も伸びている。体重は増えているけど、決して太くはない。休んで良くなっているのは間違いない」と牧調教師は手応えを口にした。

 昨春は、クラシック戦線をフル稼働して、桜花賞8着、オークス4着。秋のローズSでは、アパパネ(4着)を退けて重賞初制覇を飾った。とこころが、秋華賞2着のあと迎えたエリザベス女王杯で、15着と思わぬ大敗。レース中に鼻出血を発症していた。
アニメイトバイオ.jpg
 その後は、北海道苫小牧のノーザンファーム空港で放牧。「疲れなどで、状態は良くなかった。あの時期(3歳)のレースが、どれだけ過酷かということ」とトレーナーは振り返った。今年の秋まで休むことも覚悟したほどの激しい反動。それでも、現地での調整はスムーズに運んだ。「うまく立て直してもらった。思った以上に回復して、これなら、ということでヴィクトリアマイルに行こうと決めた」

 間一髪で、難も逃れた。北海道から宮城・山元トレセン経由で美浦に戻ったが、山元を出発したのが、東日本大震災のあった3月11日。地震が起きた時は、すでに美浦の検疫厩舎に入っていたが、数時間遅れていれば、帰厩は不可能だったかもしれなかった。

 苦難を乗り越えて臨む戦い。指揮官は「落ち着きが出て、一段と大人になっている。東京のマイルという条件は悪くないし、むしろ向くと思うくらい。いつも通りの力を出してくれれば」と力強い。大きく成長した4歳馬が、2頭の“女王”に割って入るシーンが見られるかもしれない。

 ◆4歳馬強し 過去5年で8頭が連対。人気は(3)(12)(9)(5)(1)(11)(1)(8)で、伏兵の好走が目立っている。



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