山本美憂３６歳「最後の挑戦」悲願の五輪へ

来年のロンドン五輪出場を目指し、７年ぶり３度目の現役復帰を決めたレスリング元世界女王の山本美憂（現姓・佐々木、３６）＝フリー＝が１５日、都内で会見し「これが最後の挑戦」と表明した。

階級は０４年アテネ五輪挑戦時の４８キロ級で選手登録名は山本姓。７月２日のカナダ杯で０４年２月の五輪代表選考会以来となるマットに臨む。３６歳の３児の母にして２度目の五輪挑戦を決断した美憂は「五輪金はプランに入ってる。マットに上がったら好きなようにやる」と意気込んだ。

　０９年１月に復帰した女子６３キロ級の妹・聖子（３０）＝スポーツビズ＝の練習相手をして闘魂に再着火。７２年ミュンヘン五輪代表の父・郁栄さん（６６）に「大丈夫」と後押しされ、スキーアルペン五輪代表の夫・佐々木明（２９）も了承。５月１日に告白された聖子は「姉妹で五輪に行きたい。お互いに刺激し合う」と喜んだ。

　五輪代表選考会、全日本選手権（１２月２１―２３日）出場権取りに、今秋の日本女子オープン（１０月１５―１６日）に出撃する。会見後は、海外合宿先のカナダ・トロントに向け、次男のアーノンくん（４）と長女ミーアちゃん（２）をだっこして旅立った。

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