【ヤクルト】川端慎吾 人生初の満塁弾に「震えた」   [野球]

川端慎吾.jpg 「ファウルにならないでくれ!」。ヤクルトの川端慎吾は心の中で叫んでいた。

 4-4に追いついた六回、なおも2死満塁。手応え十分の打球は最後まで切れることなく、ヤクルトファンの待つ右翼席に飛び込んだ。
 人生初の満塁弾に初めての派手なガッツポーズ。ベンチに戻っても「震えが止まらなかった。こんなの初めて」。それほどの興奮だった。

 主力野手では最年少の23歳は、後半戦に入り主に3番を務める。「7、8番のときよりいいところで回ってくるし、少し責任感が出てきた」と3番の重圧にも慣れてきた。一回にも同点の中越え二塁打を放ち、この日5打点。12試合連続安打中のヒーローに、小川監督も「つなぎの3番として、役割を果たしてくれている」と目を細める。

 日本を代表する名遊撃手だった宮本も、川端の成長を頼もしく見つめる1人だ。「どんどんたくましくなっている。素直さと、ずぶとさがあり、すごい選手になる可能性がある。ショートとしてはまだまだ足りないけど」。ついに後継者が見つかった感すらある。

 「いつも8時間以上寝るようにしているけど、今夜は興奮して眠れないかも」と川端。この日も2ランを放ち打点トップに立つ畠山の4番定着も大きいが、この若き3番の成長が、昨季とそれほど戦力が変わらないにもかかわらず、ヤクルトが首位をひた走る理由だろう。




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