【ヤクルト】赤川克紀 急成長21歳が窮地を救う [野球]

 売り出し中の3年目が、またもヤクルトの連敗を止めた。小川監督はもちろん、七回に決勝の左前打を放った女房役の相川も、勝利の立役者に挙げたのは赤川克紀。
九回に味方のエラーで走者を出しプロ初完封こそ逃したものの、3安打無失点の力投だった。
赤川克紀.jpg
 阪神にまさかの3連敗で首位から陥落し、重苦しい雰囲気の中での登板だったが、「とりあえず自分の投球をしようと思っていた」。速球は130キロ台でも、ボールを低めに集め、凡打の山を築いた。「スピードには別にこだわっていない。抑えればいいから」。すべてがこんな調子でひょうひょうとボールを投げ込み、スコアボードに「0」を並べた。

 先月の中日との4連戦で4連敗を阻止したのも赤川克紀だった。荒木チーフ兼投手コーチは「彼のいいところは性格。いろいろ考えず、マイペースにのほほんといける」と評する。本人もマイペースぶりは認めるが「場数を踏んで、ピンチでも落ち着いて投げられるようになってきた」。投げるたびに階段を上っている感がある。

 この日も「(ピンチで声をかけてくれる)宮本さんがいなくてもいいピッチングができた。一歩成長したかな」と笑う。8月にプロ初勝利を挙げて以来、はや6勝目。再逆転優勝を狙うヤクルトにとって、大舞台にも動じない21歳の急成長は、頼もしい限りだろう。
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