マリア・キリレンコ シャラポワに次ぐロシアの妖精 [テニス]
女子プロテニス界は、スタイル抜群・向上心旺盛の美女ぞろいだ。国内で年に一度、世界のトッププレーヤーが東京・有明テニスの森公園に集結する東レ・パンパシフィック・オープンが９月２５日～１０月１日まで行われ、今回特に日本ファンの心をつかんだのが、シングルスで８強入りしたマリア・キリレンコだった。出身はロシア。パステルピンクのウエアに身を包み、トレードマークのポニーテールを弾ませながらコートに立つ。身長１７４センチ、６０キロの２４歳。
２回戦で９月の全米選手権覇者サマンサ・ストーサー（豪州）と対決し一気に注目を集めた。両者は全米でも戦ったばかり。今回、パワーで劣るキリレンコは、返球を前後左右に散らして相手を揺さぶり、いち早く主導権を握った。
「自分は何をすればいいか分かっていたわ」とにっこり。ストレートで全米の雪辱を晴らすと、３回戦では「ゴー、マリア！」と黄色い声援を浴びながら、第１２シードのアナ・イバノビッチ（セルビア）を華麗に下して８強入りした。
７歳からテニスを始め、１８歳のときにチャイナオープンでツアー初優勝を果たしてから、「何をすれば世界トップ１０に勝てるのか、毎日考えている」という努力家だ。現在の世界ランキングは２４位。
ロシアの「マリア」と言えば、“妖精”シャラポワが日本でも人気が高い。２人は同い年。「名前も同じで幼少からの大親友。彼女はすばらしいプレーヤーよ。私たちは日本が大好き」と話したキリレンコ。来年、熱戦の有明コートへ足を運べば、極上の２ショットが見られるかもしれない。
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