【2011年度ドラフト会議】菅野智之・相思相愛ならず 「今後は両親らと相談して」入団交渉は不透明 [野球]

 菅野智之投手.jpg“相思相愛”だった巨人との縁が成就せず、日本ハムが交渉権を獲得した東海大の菅野智之は、事態を飲み込めないでいた。口を真一文字に結んで会見場に現れると、時折笑ったかと思うと目もうつろに唇をかむなど、落ち着かなかった。「(明治神宮大会での)日本一を目指してがんばっているので、そちらを優先したい」。第一声に、1位指名への思いはなかった。

 「巨人の原監督のおい」という肩書きを、重圧ではなく励みに変えてきた。現役引退の試合にも足を運び、プロを目指す原動力にした。おじの後を追うように東海大相模高、東海大と進学。最速157キロ右腕に成長し、「小さいころは『一緒にできたらな』くらいだったけど、大学で実績も積んで現実になる日を思い描いていた」。今年1月には一緒に初詣をし、その日がくることを誓い合った。

 球団へのあこがれも培われた。巨人から昨年12月に早々と1位指名を公言され、今月22日の登板でもワインドアップに挑戦するなど常にプロの舞台を意識した投球を見せてきた。抽選結果が出ても、巨人を「自分の中ですごい特別な球団」といってはばからなかった。

 日本ハムが指名した瞬間の思いを聞かれても、「多くの球団に評価してもらえたのはうれしい」としかいえなかった。今後については「(東海大の横井)監督や両親と相談して決めたい」と明らかにせず、入団交渉は不透明な状況だ。



nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(1) 
共通テーマ:スポーツ

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 1

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。