A代表のアジア杯制覇で、中東に「日本最強」神話 U-22代表が恩恵か? [サッカー]

 ロンドン五輪出場を目指すサッカー男子のU-22(22歳以下)日本代表が、11月22日のU-22バーレーン戦、27日のU-22シリア戦で連勝し、五輪出場権を得るアジア最終予選C組の首位突破へ大きく前進した。
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中東2カ国との連戦で感じられたのは、日本に対する強い敬意。背景には今年1月にカタールで行われたアジア杯を制した日本の印象が強烈に根付いている点があるようだ。

 

注目高い日本

 27日に東京・国立競技場で行われた試合を1-2で落としたシリアのハンカン監督は「近年、日本のサッカーは急速に発展していて、世界的にも注目されている。日本の技術は高く、経験も豊富だ。国内リーグもシリアに比べてレベルが高い」と賛辞を並べた。

 アウェーだったバーレーンでも、日本がアジア最強という認識は変わらなかった。五輪予選への関心はそれほど高くはなく、試合があることを知っている国民は皆無といってよかった。それでも中東では目立つ東洋人が五輪予選の取材でやってきたと知ると、日本のサッカーをたたえる言葉が相次いだ。

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五輪出場決まり?

 滞在先のホテルの従業員は試合前に「バーレーンは日本に勝てないね。0-2、0-3で完敗だろう。日本はアジア杯で優勝しているし、五輪出場も決まっているようなものだ」と分析。リップサービスもあるのだろうが、日本のA代表が隣国のカタールで行われたアジア杯を制したインパクトはことのほか大きかったようだった。


 食事をしたレストランのテレビでは欧州チャンピオンズリーグの試合が流され、滞在した部屋のテレビでも複数のチャンネルで常時サッカーが観戦できるお国柄。サッカー人気は極めて高く、時差もなく堪能できたアジア杯における日本の雄姿は中東の人々に焼き付いていた。

 

一種のオーラ

 U-22日本代表も、大きな恩恵を受けたはずだ。「日本なんて何てことはない」とのんでかかられるのと、「日本は強い」と敬意を払われるのとでは、ピッチに立つ前から大きな違いを生む。中東に鳴り響いた日本の強さは、中東2カ国との連戦で貴重な勝ち点6を積み上げた陰なる原動力ともいえた。
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 ブラジルやドイツといった強豪も、W杯などの主要大会で実績を残して世界中から敬意を払われる現在の地位を築いた。その強烈な存在感は一種のオーラとなって、現代表チームを支える一端となっている。

日本もW杯出場の常連国となり、アジア杯でも優勝を積み重ねることで、アジア中から敬意を払われるようになってきた。世界を相手に戦う日本サッカーは、少しずつかもしれないが確実に歩みを進めている。


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