【モーグル女子】上村愛子 好発進に笑顔 「パワー不足」でも収穫あり [スキー]

 前日まで穏やかだった上村愛子の表情が、この日は「内臓がぎゅっとなるような緊張感」で一転厳しくなった。
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 決勝は第1エアのヘリコプターで左前方に飛び、着地が乱れた。ターンにつなげて技術でまとめたが圧倒的な滑りとまでは至らず、タイムは6位。「まだまだパワー不足」と課題も口にしたが、2季ぶりの復帰戦を2位と好発進して「ほっとしています」と笑顔を取り戻した。

 今月9日に32歳となり、体力の向上の難しさを自覚している。雪上で闘争心と体に染み付いた技術を呼び起こしたことが、復帰戦の収穫だった。五輪前と比べて練習量は落ちている。厳しいコブ斜面が現状を示してくれた。

 今季は再構築への第一歩と位置付ける。「今年は攻撃的なターンはしんどいと思う。無理をしたくない」と冷静に先を見据えた。




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