【ロンドン五輪】北島康介 ロンドン見据え、さらなるレベルアップ見据える [水泳]

 今冬、競泳のエース、北島康介は拠点の米国で極限まで心身を追い込んでいる。「もうオリンピックイヤーだからね。意識的に4月の選考会、その先の五輪を考えてトレーニングをしたい」とにらむ。
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 昨夏の世界選手権で自信を回復した。100メートル4位に沈んだ悔しさの後、驚異的な修正能力を発揮。4日後の200メートルは、150メートルまで世界記録を上回るペースだった。最後に逆転され2位となったが、日本勢では唯一、翌年に金メダルが期待できるだけの泳ぎ。北島は「勝負できたことがうれしい」と手応えをつかんだ。

 五輪2大会連続2冠を達成した2008年北京五輪後、1年休養して渡米。低下した体力に加えて環境も変化し、「マイナスからのスタート」を切った。

 それでも日本と異なる練習法、一流選手との交流に刺激を受け、「まだ成長できる」と自然に意欲が高まった。元指導者の平井伯昌コーチは「実績ではなく、トップで泳ぎ続けることで存在価値を感じている。本当の意味でプロ」と舌を巻く。

 18歳で初出場したシドニー五輪から12年目。進化の歩みが止まらないのは、五輪を節目にそれまでの泳ぎを脱ぎ捨て、一から新しい泳ぎを作り上げる作業にある。けがや挫折を繰り返しながらも、本番にはその時の年齢、体つきに適した泳ぎに仕上げ、最大の力を発揮してきた。

 ロンドン仕様の泳ぎはまだ未完成。第一の難関は、いつも標準合わせに苦しむ国内レースの五輪代表選考会だ。「自分の力をもう1レベルも2レベルもあげなければ」と北島。その先にきっと、3度目の興奮が待っている。
タグ:北島康介
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