【なでしこジャパン】五輪制覇へ充実のマッチメーク・悲願のメダル獲得に挑む [サッカー]

 ロンドン五輪に挑むサッカー女子日本代表「なでしこジャパン」が2012年、悲願のメダル獲得へ充実の試合日程を組んだ。
 ホームとアウェーで世界の強豪と次々に対戦する予定は、アウェーでのマッチメークを望む日本代表のザッケローニ監督もうらやむほどだ。昨年6~7月にドイツで開かれたワールドカップ(W杯)制覇の効果とともにメダル獲得に向けた日本サッカー協会の本気度の表れといえ、佐々木監督も「自分たちの足元を見つめ、金メダル目指して頑張っていきたい」と腕をぶしている。なでしこジャパンh.jpg

 ■武者修行の旅

 最初の標的は2月29日から3月7日に行われるアルガルベカップだ。毎年、ポルトガルで行われている国際大会で、世界の強豪が集うため女子サッカー界では五輪やW杯に次ぐ位置付けにある。日本が初めて参加した11年大会には、国際サッカー連盟(FIFA)ランキング1位の米国や5位のスウェーデンら計12カ国が出場。日本は米国、フィンランド(20位)、ノルウェー(12位)、スウェーデンと真剣勝負を行い、W杯制覇への基礎を築いた。

 ポルトガルはロンドン五輪が行われる英国に地理的に近い。しかも、ザッケローニ監督が「(男子の)日本代表は多くのサポーターの応援を受けるホームでの試合に慣れていて、アウェーで物足りなさを感じる」とぼやくようにアウェーでの試合経験は貴重。五輪イヤーの幕開けにはうってつけの大会といえる。
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 ■強豪国とのマッチアップ

 4月にはホームでビッグゲームが組まれた。米国とブラジル(4位)を日本に招いて行う3カ国対抗戦で、日本は1日に米国、5日にブラジルと対戦する。佐々木監督を最も喜ばせた大会で、「米国、ブラジルと日本で試合ができるなんて思ってもいなかった。W杯で優勝したからなのかな。ブラジル戦では欧州勢とは違うスタイルのブラジルに我々のサッカーが通用するのかを、米国戦ではまだ米国戦を経験していない選手をそれぞれ試したい」と青写真を描く。

 チーム強化はもちろんだが、競技普及での効果にも期待する。大会への注目度は極めて高くなることが予想され、佐々木監督は「女子サッカーのレベルは徐々に上がってきているが、競技人口にはまだまだ伸びしろがある。底辺を拡大して、日本を常に世界のベスト4に君臨するようなチームにしていきたい」と長期的な目標を掲げた。
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■メダルへの序章

 6月16日から21日には再び欧州での武者修行が待っている。アルガルベカップと同様、五輪直前にロンドンに近い欧州で国際試合を組めたのは大きい。対戦相手は未定だが、佐々木監督は「強豪と対戦できる予定で、これまでに経験したことのない相手との試合でいい準備ができると確信している」と述べた。

 7月11日にも壮行試合の意味合いがある国際試合をホームで行い、25日に開幕するロンドン五輪へと向かう。「W杯では優勝できたが、常に試合の主導権を獲得できたわけではなかった」とチーム強化の必要性を感じている佐々木監督にとって、世界のトップチームばかりと対戦する“メダルロード”はこれ以上ない力試し。12年もなでしこジャパンからは目が離せそうにない。

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