ティナ・マゼ アルペンスキー下着論争へ “メッセージ・ブラ”で大胆抗議! [スキー]

 モデル経験もある美人スキーヤー、ティナ・マゼ(28)=スロベニア=が競技終了後、いきなりテレビカメラに向かってユニホームの胸元をはだけ、白いスポーツブラをあらわにした。そこには黒く太い文字で「NOT YOUR BUSINESS」と書かれていた。さしずめ「あなたの知ったことではない」または「あなたには関係ない」-といったところか。

才色兼備のスター選手
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 この大胆な行動を行ったのは、アルペンスキーのワールドカップ(W杯)女子スーパー大回転第4戦がイタリアのコルティナダンペッツォで行われた1月15日のこと。ティナは、リンゼイ・ボン(米国)、マリア・ヘフルリーシュ(ドイツ)に次いで3位に入っていた。3歳でスキーを始め、15歳でW杯にデビュー。五輪には2002年ソルトレーク、06年トリノ、10年バンクーバーと3度も出場。バンクーバー五輪では、171センチの長身を生かした大胆な滑りで女子大回転、女子スーパー大回転で銀メダルを獲得している。W杯では11年12月時点で通算11勝を挙げる“スター選手”なのだ。

ルール違反の抗議
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 まさに才色兼備なティナが、今回の突飛な行動に出た背景には、優勝者に0秒34差の2位となった1月8日のW杯女子スーパー大回転第3戦後、スイス連盟から抗議を受けていたことにある。ティナが着用した一体型の下着は空気抵抗を減らすため、国際スキー連盟(FIS)の規約で禁じられたプラスチック製のものを使っている-などというものだった。検査で問題なしとされたが、FISは「呼吸を妨げるかもしれない」として着用しないように要請した。

 FISのギアン・フランコ・カスパー会長は「規則を変えなければ」と厳格化を示唆。ニューヨーク・タイムズ紙も「勝利が1秒の100分の1によって、しばしば決まるスポーツにおいて、時間を削るどんな機会でもレーサーは探す。風圧、抵抗をさらに減らす下着は戦略装備となる場合がある」などと指摘し、議論をあおり立てた。

重要なのは速く滑ること

 これに対し、ティナは下着ばかりが注目されることに辟易(へきえき)したのか、「冗談のつもりで前日(14日)自分の部屋で書いた」と明かす。そして「生産者がプラスチックでなく、普通の下着だと説明するならば、支障はない。私はイエスかノーかの答えを得ることを期待している」と話す。

 論争が広がるのをよそに「私にとって最も重要なことは速く滑ることで、私は速く滑れていた。だから、私の周囲のすべての物事について笑い飛ばせるわ」と、競技に邁進する心境を語っている。

 




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