湯場忠志 日本初の4階級制覇 [ボクシング]

日本ミドル級王座決定戦 湯場忠志 7回39秒KO カルロス・リナレス(4日、東京・後楽園ホール)
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日本ミドル級2位の湯場忠志(35)=都城レオスポーツ=が、史上初の日本4階級制覇に成功した。日本同級王座決定戦に臨み、同級1位のカルロス・リナレス(22)=帝拳、ベネズエラ=に7回KO勝ち。
日本スーパーウエルター級王座決定戦は同級1位の中川大資(34)=帝拳=が同級2位の切間庸裕(27)=折尾=を10回TKOで下し、王座獲得とともに日本2階級制覇に成功した。戦績は湯場は40勝(30KO)7敗2分け。中川は19勝(15KO)2敗2分け。

 崖っぷちには強かった。7回、リナレスの猛攻に後ずさりした湯場は、カウンターの左ストレートを見舞った。相手がキャンバスに崩れ落ちるのを見届け、子供のように跳び上がってはしゃいだ。10カウントが響く。「リナレスに勝てるなんて、うそみたい」。史上初の日本4階級制覇を実現した自分に一番驚いていた。

 「途中で『いっそ倒してくれ』と思った」。リナレスの強烈過ぎる右ストレートに序盤は防戦一方。右目横を切り、顎が折れたような感触もあった。だが、4回に「我慢して一瞬の隙を待った」という左フックで初ダウンを奪うと形勢逆転。6回に2度目のダウンを奪い、ベテランの試合運びを見せた。

 昨年とおととしにスーパーウエルター級に挑戦したが、当時の王者・チャーリー太田(八王子中屋)に2度もはね返され、4階級制覇はならなかった。

 試合前の年末年始にタイで4週間キャンプを張り、心身ともにいじめ抜いた。「今日は勝っても負けても引退と思って試合に臨んだ」。プロ生活17年間、タイトル戦17戦目で偉業を成し遂げた。

 年内の引退を決めているが「5階級制覇もいいかな」と色気。湯場はまだグラブを置くつもりはない。




タグ:湯場忠志
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