ボクシング ブログトップ
前の10件 | -

【WBA世界Sフェザー級戦】内山高志 6度目防衛!8回TKO [ボクシング]

◆プロボクシング WBA世界スーパーフェザー級タイトルマッチ
 ○正規王者・内山高志(8回 TKO)暫定王者、同級1位・ブライアン・バスケス●(31日、東京・大田区総合体育館) 正規王者の内山高志(33)=ワタナベ=が暫定王者のブライアン・バスケス(25)=コスタリカ=を8回TKOで下し、6度目の防衛に成功した。8回残り1分を切ってから右で相手をぐらつかせると長いラッシュ。倒せなかったが、レフェリーが試合を止めた。内山高志34.jpg

 内山高志「前回(7月に3回負傷引き分け)はほとんど試合をしていない感覚で、1年ぶりの試合のようだった。考えていた通りの展開。継続してきた練習が生きたので、やってきたことは間違いじゃなかった」

 ブライアン・バスケス「私の体調面は十分だったが、内山は今まで闘った相手の中で初めての高いレベルだった。尊敬しているし、偉大な王者だ。次のチャンスを待ちたい」

 ◆内山 高志(うちやま・たかし)1979年11月10日、埼玉・春日部市生まれ。33歳。花咲徳栄高1年でボクシングを始め、拓大へ進学。4年時から全日本選手権3連覇。2002年国体優勝。05年7月、プロデビュー。07年9月、東洋太平洋スーパーフェザー級王座獲得(防衛5回)。10年1月に王者ファン・カルロス・サルガドを12回TKOで下し、WBA世界スーパーフェザー級王座を奪取。11年12月、暫定王者ホルヘ・ソリスに11回TKO勝ちし王座統一に成功。172センチの右ボクサーファイター。



【ロンドン五輪】村田諒太 48年ぶり金メダル獲得! [ボクシング]

 村田諒太-p1.jpgロンドン五輪第16日は、ボクシング男子ミドル級の決勝戦が行われ、第2シードの村田諒太(東洋大職)が、第4シードのE・ファルカン(ブラジル)と対戦。
14-13で判定勝ちし、1964年東京五輪バンタム級を制した桜井孝雄氏以来、日本選手48年ぶりの金メダルを獲得した。

村田諒太-p7.jpg村田は第1ラウンド、確実にポイントをかせぎ5-3で優勢に。第2ラウンドは相手の手数が多く、4-5で点差を縮められたが、第3ラウンドは、相手にクリンチの減点があったことが影響し、5-5で分けて、わずか1ポイント差で競り勝った。




【WBAスーパーフェザー級】内山高志 負傷引き分けで5度目防衛 [ボクシング]

内山高志b.jpg ボクシングのダブル世界タイトルマッチは16日、埼玉県春日部市総合体育館で行われ、世界ボクシング協会(WBA)スーパーフェザー級タイトルマッチは、王者の内山高志(ワタナベ)が同級6位のマイケル・ファレナス(フィリピン)と対戦。

 内山が偶然のバッティングにより負傷したため、3回1分15秒、レフェリーが試合が止めた。4回を終了していないため引き分けとなり、内山は5度目の防衛に成功した。

 内山は王座を奪取した試合から世界戦で5試合連続KO勝ちだったが、具志堅用高のもつ日本人最多記録の6には届かなかった。また初防衛戦からの世界戦連続KO防衛記録は西岡利晃(帝拳)と並ぶ日本人最多タイの4で止まった。



【WBCスーパーフライ級】佐藤洋太・判定で初防衛 [ボクシング]



佐藤洋太-p2.jpg 世界ボクシング評議会(WBC)スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦は8日、横浜文化体育館で行われ、チャンピオンの佐藤洋太(協栄)が挑戦者で同級1位のシルベスター・ロペス(フィリピン)を3-0の判定で下し、初防衛に成功した。

 28歳の佐藤は序盤から軽やかなフットワークでうまく距離を保った。ダウンこそ奪えなかったが、左右のパンチを当てて着実にポイントを稼いだ。

 戦績は28戦25勝(12KO)2敗1分け。日本のジムに所属する男子の現役世界王者は7人のまま。世界初挑戦だったロペスは、24戦19勝(15KO)4敗1分けとなった。



【女子世界選手権】山崎静代 五輪枠逃す [ボクシング]

山崎静代.jpg ロンドン五輪予選を兼ねたアマチュアボクシング女子の世界選手権は15日、中国の秦皇島で行われ、お笑いコンビ「南海キャンディーズ」のしずちゃんこと33歳の山崎静代(よしもとクリエイティブエージェンシー)はミドル級3回戦でアンドレア・シュトローマイヤー(ドイツ)に1回途中にレフェリーが試合を途中で止めるRSCで敗れた。今大会でアジア勢最上位に与えられる五輪出場枠を獲得できなかった。

 同日の3回戦で中国選手がタイ選手に勝ち、ベスト8入りしたため、アジア最上位を逃した。同級にはこれ以外にアジアに割り当てられた推薦枠が1つあるが、五輪出場は極めて厳しい状況。

 非五輪実施階級では、ライトフライ級2回戦で和田まどか(神奈川・田奈高)がロシア選手に判定で敗れた。(共同)
タグ:山崎静代

好川菜々 美女ボクサー最後の五輪に挑戦 [ボクシング]

好川菜々1.jpg 女子ボクシング・フェザー級(54キロ)の好川菜々(32)
 五輪の女子ボクシングというとしずちゃん(山崎静代=ミドル級)ばかりが話題を集めているが、好川菜々はビジュアル系ボクサーとしても注目されている。
好川菜々_2.jpg
 大阪の藤井寺市生まれで大阪国際女子大学出身で英語も堪能。日頃は近畿大学の広報課職員。毎日午前9時から午後4時まで一般事務などの仕事をこなし、それから所属する「ENGLISH FACTORY GYM」で練習する。



 21歳でグローブをはめた好川。女子のアマチュアボクシングは17歳から32歳という年齢制限がある。好川にとっては最初で最後の五輪挑戦になる。5月9日から中国で開催される世界女子選手権に向けて、28日から5月7日までナショナルトレーニングセンターで直前強化合宿を行う。

「今回は世界選手権に向けて調整し頑張るつもりで、まだロンドン五輪のことまでは考えていません。五輪のことはボクシング連盟にお任せしています」と好川。

 とはいえ、今大会は五輪代表選考も兼ねており、8位までに入れば日本代表に選ばれる。



湯場忠志 日本初の4階級制覇 [ボクシング]

日本ミドル級王座決定戦 湯場忠志 7回39秒KO カルロス・リナレス(4日、東京・後楽園ホール)
湯場忠志.jpg
日本ミドル級2位の湯場忠志(35)=都城レオスポーツ=が、史上初の日本4階級制覇に成功した。日本同級王座決定戦に臨み、同級1位のカルロス・リナレス(22)=帝拳、ベネズエラ=に7回KO勝ち。
日本スーパーウエルター級王座決定戦は同級1位の中川大資(34)=帝拳=が同級2位の切間庸裕(27)=折尾=を10回TKOで下し、王座獲得とともに日本2階級制覇に成功した。戦績は湯場は40勝(30KO)7敗2分け。中川は19勝(15KO)2敗2分け。

 崖っぷちには強かった。7回、リナレスの猛攻に後ずさりした湯場は、カウンターの左ストレートを見舞った。相手がキャンバスに崩れ落ちるのを見届け、子供のように跳び上がってはしゃいだ。10カウントが響く。「リナレスに勝てるなんて、うそみたい」。史上初の日本4階級制覇を実現した自分に一番驚いていた。

 「途中で『いっそ倒してくれ』と思った」。リナレスの強烈過ぎる右ストレートに序盤は防戦一方。右目横を切り、顎が折れたような感触もあった。だが、4回に「我慢して一瞬の隙を待った」という左フックで初ダウンを奪うと形勢逆転。6回に2度目のダウンを奪い、ベテランの試合運びを見せた。

 昨年とおととしにスーパーウエルター級に挑戦したが、当時の王者・チャーリー太田(八王子中屋)に2度もはね返され、4階級制覇はならなかった。

 試合前の年末年始にタイで4週間キャンプを張り、心身ともにいじめ抜いた。「今日は勝っても負けても引退と思って試合に臨んだ」。プロ生活17年間、タイトル戦17戦目で偉業を成し遂げた。

 年内の引退を決めているが「5階級制覇もいいかな」と色気。湯場はまだグラブを置くつもりはない。




タグ:湯場忠志

佐伯霞 女子アマボクシング界の「期待の新星」 [ボクシング]

 軽快なフットワークで、身長154センチの小柄な体からスピードのあるパンチを繰り出す。大人の男性選手を相手にしても、ひるむことなく前へ前へと向かい、力強く連打。「手がマシンガンみたいに出てくる」と、指導するABCボクシングジム(大阪市大正区)の池原正秀会長(53)も舌を巻くほどだが、本人は「打たれたら2倍、3倍にして返すだけ」と平然。そんなところにも、池原会長がほれ込む「気持ちの強さ」がみてとれる。
佐伯霞-p2.jpg
 昨年4月にトルコで開かれた第1回世界女子ジュニア選手権の48キロ級で優勝。国際アマチュアボクシング連盟主催の大会で日本人が頂点に立つのは、男子やシニアを含めて史上初の快挙だった。

 決勝戦の相手は、ベトナムの大柄な強豪選手。「大きいな、強そうだな、と思ったけど、リングにのぼったら相手が小さく見えた。ゴングが鳴ると関係ないですね」と強気の一方で、「最初は優勝の実感がわかなかったけど、帰国してたくさんの取材を受けてすごいことなんだ、と思えた」。そう言ってはにかむ姿は、あどけなさの残る15歳の女子中学生だ。福山雅治さんの大ファンでファンクラブにも入り、コンサートに行くのが一番の楽しみという。

 格闘技の世界に足を踏み入れたのは小学1年のとき。父親と一緒にキックボクシングを始め、パンチ強化のためにボクシングにも取り組むように。女子ボクシングが五輪競技として正式採用されることが決まると、中学1年で転向した。「ボクシングは2本の腕でいろんな技を繰り出し、駆け引きもあって、奥が深いと思う」と魅力を語る。  
佐伯霞-p1.jpg
 毎夕、自転車で30分かけてジムへ向かい、2時間のトレーニング。帰宅後も近所を走り込む。「練習をサボれば結果に出る。練習すれば自信がつく」。その思いが体に染み込んでいるのか、ジムで友達と話をしている休憩中も、無意識のうちにシャドーボクシングを始めている。「信号待ちのときも体が勝手にシャドーボクシングをしていて、一緒にいるお母さんに『恥ずかしいからやめて』って言われる」と照れ笑いする。

 目標は長谷川穂積とマニー・パッキャオ(フィリピン)の両選手。「ボクシングはスピードと手数と気持ち。2人の戦い方が好き。一歩でも近づきたい」。そう力を込めた視線は、年齢制限で出場できないロンドン五輪の“次”を、しっかりと見据えていた。



タグ:佐伯霞

【スーパーフェザー級】内山高志が4度目の防衛 [ボクシング]

世界ボクシング協会(WBA)のダブルタイトルマッチ各12回戦が31日、横浜文化体育館であり、WBAスーパーフェザー級王座統一戦は王者、内山高志(32)=ワタナベ=が同級暫定王者、ホルヘ・ソリス(32)=メキシコ=を十一回19秒TKOで降し、王座統一するとともに4度目の防衛を果たした。
内山高志-p1.jpg
ソリスは暫定を含め3度目の防衛に失敗。WBAフェザー級8位、細野悟(28)=大橋=は同級王者、セレスティノ・カバジェロ(35)=パナマ=に0-3と大差の判定で敗れ、2度目の世界挑戦でも王座奪取はならなかった。カバジェロは初防衛に成功した。

 ◇内山、ブランクをパワーアップにつなげた勝利

 内山が11カ月間のブランクをパワーアップにつなげた。「有名な選手なので楽しみ」と待ちに待っていたソリスとの王座統一戦。6階級制覇のマニー・パッキャオ(フィリピン)と対戦したこともある実力者を、この日のために磨いてきた左であおむけにさせた。

 十一回開始から20秒足らず。「このパンチで倒そうと練習してきた」という、飛び込んでの左フック。右のガードが空くソリスのあごをとらえた。本人も「当たった瞬間、決まったと思った」と自賛したほど、強烈な一撃だった。ソリスの意識は飛び、レフェリーはそのまま試合を終わらせた。

 この統一戦は本来、11年1月に予定されていたが、ソリスの気管支肺炎を理由にいったん中止となった経緯がある。代わりに行われた三浦隆司(横浜光)との防衛戦は、試合中に右拳を痛めたため、左だけで八回TKOに仕留めた。試合後に右手を手術し、3カ月間は左のみの練習となったが、その結果、左の威力や持久力の向上を実感していた。
内山高志.jpg
 内山は「ベルトが二つあるのは嫌。11カ月間のパワーをソリスにぶつけたい」とこの日に臨み、得意の右ではなく、左で打ち倒した。ジムの渡辺均会長は「内山の強さを証明できた」と喜ぶ。王座奪取から5試合連続のKO勝ちは「KOダイナマイト」の異名にふさわしいが、内山は「これでいい年を迎えられる。ヒヤヒヤでしたね」。正規王者としての貫禄を示し、11年の日本ボクシング界を最高の形で締めくくった。



細野悟 2度目の世界戦でもベルト奪えず [ボクシング]

 悲願のベルト奪取はならなかった。細野は身長で10センチ、リーチで19センチ上回るカバジェロの長いジャブをかいくぐって果敢に前へ出た。しかし、老かいなベテランにリングを支配され、判定で2度目の世界戦でも涙を飲んだ。
細野悟-p1.jpg
 2011年は特別な1年だった。昨年3月11日に発生した東日本大震災、そして福島第1原発の事故によって生まれ育った福島県いわき市も大きな被害を受けた。いわき市で暮らす両親も一時、横浜市にある細野の自宅へ避難した。

 それでも会場にはこの日、地元から約100人の応援団が駆けつけた。「大変なときに応援に来てくれる。勝てないといわれているので下馬評を覆す試合をしたい」。感謝の思いを込めたこぶしを放ち続けた。

 プロボクサーになることを志した中学時代から夢見てきた世界のベルトには届かなかった。ただ、「バズーカ砲」の異名を取る豪腕の戦いは終わらない。震災からの復興を目指す故郷の期待も背負って次のチャンスをうかがう。



前の10件 | - ボクシング ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。