細野悟 2度目の世界戦でもベルト奪えず [ボクシング]

 悲願のベルト奪取はならなかった。細野は身長で10センチ、リーチで19センチ上回るカバジェロの長いジャブをかいくぐって果敢に前へ出た。しかし、老かいなベテランにリングを支配され、判定で2度目の世界戦でも涙を飲んだ。
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 2011年は特別な1年だった。昨年3月11日に発生した東日本大震災、そして福島第1原発の事故によって生まれ育った福島県いわき市も大きな被害を受けた。いわき市で暮らす両親も一時、横浜市にある細野の自宅へ避難した。

 それでも会場にはこの日、地元から約100人の応援団が駆けつけた。「大変なときに応援に来てくれる。勝てないといわれているので下馬評を覆す試合をしたい」。感謝の思いを込めたこぶしを放ち続けた。

 プロボクサーになることを志した中学時代から夢見てきた世界のベルトには届かなかった。ただ、「バズーカ砲」の異名を取る豪腕の戦いは終わらない。震災からの復興を目指す故郷の期待も背負って次のチャンスをうかがう。



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