川澄奈穂美 ギア全開!断トツの持久力 [サッカー]

 サッカー日本女子代表候補合同合宿(10日、和歌山県上富田町)昨年のサッカー女子W杯ドイツ大会で優勝した日本代表「なでしこジャパン」のメンバーが合流。

 ロンドン五輪に向けて始動した。MF川澄奈穂美(26)=INAC神戸=は体力測定で、チームトップの数値を記録。日本サッカー協会のシンボルマーク「八咫烏(やたがらす)」を祭る熊野三山への入り口で行われている合宿で、悲願のメダル獲得へ、疲れ知らずの“鉄人”ぶりを発揮した。
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 世界遺産「熊野古道」を覆う山々に囲まれた地に、MF川澄の息遣いだけが響いた。ひとり、またひとりと脱落していく持久力サバイバルレースで、一人旅を演じた。

 「時差ボケはあるが、2日間しっかりと体調を整えてきたんで。国内合宿は久々なんで、しっかりと状態を上げていきたいですね」

 前日9日からスタートした各年代の代表候補合同合宿に、なでしこが合流。夕刻には気温2度まで冷え込む中、“ひざ出しルック”の川澄が、いきなりギア全開だ。

 なでしこ入りを狙う「チャレンジ組」を合わせた32人でのスタミナバトル。900人のファンが見守るなか、片道20メートルを往復し、徐々に短くなる設定タイムに届かない選手は脱落する「ヨーヨーテスト」で、64本を走破してみせた。

 INAC神戸の同僚・DF近賀ゆかり(27)と最後はマッチレースとなったが、近賀は57本でリタイア。独壇場となってからは、MF宮間あや(27)=岡山湯郷=らも「まじで!? すげっ~!!」と驚声をあげるほどだ。

 INAC神戸のスペイン合宿から帰国したのは8日。中1日のハード日程も、なでしこの広瀬統一フィジカルコーチ(37)は「彼女は、なでしこの中でも常にトップ。しっかりコンディションが維持できている」と目を細めた。
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 合宿地は熊野古道への入り口に当たる。熊野三山は、日本サッカー協会がシンボルマークとして採用する「八咫烏」を神の使いとして祭り、大きな大会前には協会幹部が必ず詣でている。

 絶対的な支柱のMF沢穂希(33)=INAC神戸=が右ふくらはぎ肉離れで参加を辞退。川澄はリーダーシップも求められるが、あくまで競争を優先し、代表に縁深い地で存在感を示した。

 「(若い子の)憧れというより、(私は)潰しにかかれる相手なんで、自分がしっかりとやらないといけない」

 ロンドン五輪イヤーのスタート。悲願の金メダル獲りへ、表情を引き締めた。

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