広島 前田健太投手がノーヒットノーラン

　広島の前田健太投手（２３）が６日、横浜スタジアムで行われたＤｅＮＡ１回戦で、２００６年の山本昌（中日）以来となるノーヒットノーランを達成した。１５度（１５人）の完全試合を含め、史上７４人目（８５度目）の快挙。

　この日の前田健は直球、変化球の切れ、制球ともよくＤｅＮＡ打線に隙を与えなかった。五回までは完璧な投球で、走者を出したのは、六回と九回の２四球の２人だけだった。九回は二死から石川に四球を与えたが、最後は梶谷を投ゴロに仕留めた。

　前田健はプロ６年目。ＰＬ学園高から２００７年に高校生ドラフト１位で広島に入団。日本ハムの斎藤、楽天の田中ら逸材がそろう「ハンカチ世代」で、２０１０年は１５勝８敗、防御率２・２１で、最多勝、最優秀防御率のタイトルを獲得し、沢村賞を受賞した。

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