巨人・初白星をチーム初完封で飾った沢村拓一 投打がかみ合い4連勝 [野球]

 沢村拓一-p1.jpg九回2死。巨人先発の沢村が投じた直球は衰えていなかった。雨でぬかるむマウンドにも対応し、最後まで球速は150キロ超を計測。1安打10奪三振で手にした今季初白星は、チーム初完封とも重なった。

 プロ2年目の今季は、開幕投手候補にも挙げられながら2連敗。球数が増えると打ち込まれる悪癖を露呈してきただけに、この日はストライク先行で勝負した。11勝を挙げて新人王になった昨季の経験から「真ん中を目掛けて、真ん中に投げられれば、そうそう打たれない自信はある」と信頼していた直球を次々に投げ込み、五回には1イニング4奪三振も記録。「完封でも狙ってみたら」という川口投手総合コーチのハッパに応え、全114球で打者を圧倒し「九回にギアを一段上げられるのは自分の投球が身になってきた」と自らの成長も口にした。
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 川口コーチは「ムダ球を投げないのが沢村のスタイル。先輩捕手が導いてくれた」とバッテリーを手放しで褒めた。試合前に「3球勝負でいこう」と提案したのは阿部。中盤以降は力みを取るため、変化球も適度に交ぜる好配球も見せた。打っても4番として、昨年9月以来の2打席連続本塁打で13安打6得点の打線を引っ張った。

 投打の歯車がきっちりかみ合ったチームは、引き分けを挟んで4連勝。観戦に訪れた長嶋茂雄終身名誉監督も満足げに球場を後にすれば、原監督も「今日のようなゲーム展開がチームの理想」と会心の表情をみせた。




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