【サッカーW杯アジア最終予選】日本はオーストラリアに敵地で引き分け [サッカー]

サッカーのワールドカップ(W杯)ブラジル大会アジア最終予選B組の日本は12日、豪州とブリスベーンで対戦、1-1で引き分けた。日本は通算2勝1分けとし、勝ち点7の首位で6月の3戦を終えた。豪州は2分で勝ち点2。
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 日本は前半、ミスもあって豪州に攻め込まれるシーンが目立ったが、GK川島(リールス)の活躍などで無失点でしのいだ。

 後半に入り20分に右膝負傷で離脱した吉田(VVVフェンロ)に代わって先発した栗原(横浜M)が先制ゴール。ところが、同25分、豪州にPKを決められ、同点に追い付かれた。

 その後、後半28分に日本は内田に代えて酒井を投入。同32分、遠藤からのクロスに香川が頭で合わせるもGKの正面。2分後に香川がゴール前で相手を振り切りシュートを放ったが、これもGKに阻まれた。

 後半41分に岡崎に代えて清武をピッチに。その直後、同44分に栗原が2枚目のイエローカードで退場。ともに10人の戦いとなり、豪州はロスタイムにFKを獲得。これを川島が好セーブで止め、豪州の勝ち越しを阻んだ。

 終了間際には、香川に代えて伊野波を投入。本田が倒され、ペナルティーエリア手前でFKを獲得したが、蹴る前にホイッスルが鳴り、1-1で試合終了となった。

 後半、優勢に攻めた日本だったが、チャンスがありながら1得点しかできなかったのが悔やまれた。

 5大会連続の本大会出場を目指す日本は国際サッカー連盟(FIFA)ランキング23位で、豪州は24位。

試合直後のコメント
●アルベルト・ザッケローニ監督
「オーストラリアは絶対にこの試合に勝たないといけないという戦いのなかで、向こうの武器であるフィジカルの強さや経験であったり、マリーシアなどのずる賢さを使いながら、このオーストラリアに分があるピッチコンディションのなかで戦ってきたわけですけれども、日本代表もそれに負けずに身体をぶつけて、戦ってくれたんじゃないかなと思います。

 スタート直後から難しい時間が続いたが、それを乗り越えて、段々とうちの時間になってきて、主導権を握るなかでプレーをできたと思いますし、オーストラリアとしてはフィジカルの強さというのを押し出したかったので、ロングボールとリスタートのところで勝負をかけてきたんじゃないかなと思う。この最終予選での初失点もPKからの失点となりました。とにかく日本代表の選手はこういう場でも堂々と戦ってくれたと思う」

●MF本田圭佑(CSKAモスクワ)
「もちろん勝ちたかったのが本音だが、アウェーで1-1というのは悪くない結果かなと。結果論ですけどね。もちろん勝ちにいきましたけど、結果として1-1で終わったので、それは切り替えて、次に向けて準備するしかない」

―前半は難しい試合になってるなと印象を受けたが?
「アウェーということで、しかも向こうには経験のある選手が多いというなかで、立ち上がりはむしろ向こうのペースだったかなと思う。でも徐々に自分たちのペースに持っていくことができたので。前半途中から試合終了まではこちらの方がチャンスを多くつくったのではないかと思う」

―アシストシーンを振り返って。
「向こうがショートコーナーを嫌がるのは分かっていた。そこの弱点をつけたかなと思う」

―3連戦を勝ち点7で終えたが?
「前を向いていくしかない。アウェーでの1-1は非常にいい結果だと受け止めています」

●GK川島永嗣(リールス)
「押し込まれる場面もありましたけど先制点を取って、いい形で勝ち点3を取れれば良かった。結果的に1-1になったのは残念だが、アウェーで勝ち点は取れたので次につなげたい」

―GKから見てフィールドの動きは?
「前半から立ち上がりの入りは少し悪かったかもしれないが、90分間を通しては一人ひとりが戦って、いい形でやれていたかなと思う」

―相手の攻撃力に関して、どのようなことを感じながらプレーしたか?
「やっぱり向こうがロングボールやクロスを使って攻めてくるのは明確だったので、そういう場面に対しては、かなり一人ひとりが身体をつけて、セカンドボールを拾って、いい形でやれていたと思う」

―今後日本代表に必要なことは?
「今大切なのは、やっぱりきょうのこの結果を踏まえてですけど、自分たちがもっともっと成長していくことですし、この3試合を通して自分たちとしても、そういう姿勢をみせられたとは思うので。これを続けていきたい」

●MF長谷部誠(ボルフスブルク)
「きょうは全てにおいて、ちょっとアウェーだったかなという気はしますが、本当に強いチームというのはこういうなかでも勝ちきるのかなと思います」

―勝ち切りたいという気持ちで最後は長谷部選手も上がったが?
「あの時は数的同数でしたけど、やはり自分たちは今のアジアのなかでは全ての試合で勝つというつもりでやっているので。そういう気持ちはありました」

―3連戦を2勝1分だが?
「最低限の結果かなと。悪くはない。アウェーのオーストラリアで勝ち点1。悪くはない結果ですし、この3連戦はいい戦いができたと思うので次につながると思います」

―さらに強くなるためには?
「アウェーゲームだと思いますね。ホームでは素晴らしいサポーターの前でプレーができて、いいと思いますが。やはりこういうアウェーゲームのときに、いかに勝ちきるか。そういうところだと思う」

―ロッカールームで選手たちにどんな言葉を?
「今回出番がなかった選手、なかなか出番が少なかった選手が今回の3連戦で非常にチームのムードを良くしてくれたので、そういう選手に感謝していると言葉をかけたいと思います」
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