【 ロンドン五輪】吉田沙保里も金、五輪3連覇果たす 女子55キロ級 [レスリング]

吉田沙保里-p1.jpg ロンドン五輪の第14日は、レスリング女子55キロ級決勝を行い、吉田沙保里(ALSOK)がトーニャ・バービーク(カナダ)を2-0で下し、金メダルを獲得した。アテネ、北京に続く五輪3連覇は63キロ級の伊調馨(ALSOK)に続く快挙で、レスリング女子が今大会獲得した金メダルは3つとなった。

 立ち上がりからお互いが牽制し合う中、吉田が得意の高速タックルを仕掛けて第1ピリオドを先取。第2ピリオドも残り30秒を切ったところで相手を押し出し、試合を決めた。

 吉田は初戦となる2回戦でケルシー・キャンベル(米国)を2-0で、3回戦でユリア・ラトケビッチ(アゼルバイジャン)を2-0で退けた。
吉田沙保里-p4.jpg
準決勝では5月の国別対抗戦、ワールドカップで敗れたワレリア・ジョロボワ(ロシア)に2-0で雪辱していた。

 ■吉田沙保里の父・栄勝コーチの話「最高です。最初はどうしても硬くなっていた。決勝は最後の試合だと思って、悔いのないように思いっきりやれと言った。(3連覇は)ぴんとこない。五輪に勝つだけでもすごいのに。3連覇は本当にすごい」

 ■栄和人監督の話「正直、この五輪は難しいと思っていた。(吉田)沙保里もトンネルを抜けきらない感じだった。いろんな人に支えられた。まだ力を残している感じで、最後に爆発してくれた。(3連覇は)今でも信じられない」
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