初のG1制覇ヒルノダムール・秋は凱旋門賞へ [競馬]
天皇賞7番人気ヒルノダムール(牡4、昆)が念願のG1制覇を決めた。
中団の内から豪快に抜け出し、3分20秒6で差し切りV。最強4歳世代の1頭が、古馬になってクラシックの悔しさを晴らした。
天皇賞・春覇者にはメルボルンCの優先出走権が与えられるが、凱旋門賞(G1、芝2400メートル、10月2日=ロンシャン)も登録する。ヴィクトワールピサとフランスでの再戦が実現するかもしれない。
高らかに藤田伸二騎手(39=フリー)が左手を掲げた。最強4歳世代の1頭ヒルノダムールが、ついに念願のG1初勝利をつかんだ。道中は長丁場らしく出入りの激しい競馬だったが、ダムールはずっと内の中団を追走。たまりにたまった末脚を、ラストで爆発させた。ゴール前ではダービー馬エイシンフラッシュが外から襲いかかったが抜かせない。半馬身差でゴールを1番に駆け抜けた。
「めちゃくちゃうれしい。古馬になってからやってやろうという気持ちだった。やっと実力を出せたね」。昆師は引き揚げてきた藤田騎手と固く握手を交わした。
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