【世界柔道】中村美里・日本人対決で西田優香を破り念願の金メダル…「次はリオ」 [柔道]
1年前の東京で失った王座を、中村美里がパリで取り戻した。昨年と同じ西田優香との決勝を際どく制し、2年ぶりの世界女王に。来夏のロンドン五輪へと大きく近づいた。
山場は3回戦の対アン・グムエ(北朝鮮)。
北京五輪の準決勝で屈した相手に、延長戦で技ありを奪って辛勝。北京での銅メダルにも涙した中村美里は「あの悔しさがあったから、今までやってこられた」。世界の舞台で借りを返し、3年間の成長の証しを示した。
初めてシニアの舞台に立ったのが16歳のとき。22歳になった今、代表組の中でも古参の域に入り、「ずいぶん年を取りました」と苦笑する。以前なら、数分のインターバルで回復した体力も、今は“本物”の休日が必要になった。「20歳を過ぎたら体が変わるって聞かされてきたけど本当だった」。左ひざ前十字靱帯(じんたい)に古傷があり、今春からひざの関節がずれた状態が続いている。
柔道一筋の暮らしに「目標があるから。次はリオ(ブラジル)だし、次々と大会があるので頑張れる」と屈託がない。北京の銅メダルは今も寮の机の引き出しにしまってある。
7月末からの釧路合宿では連日、目に涙をためながら練習に明け暮れる姿があった。「辛さに打ち勝つことに慣れたいから」という求道の人でもある。あと1年、自身の限界を引き上げる作業は終わらない。
山場は3回戦の対アン・グムエ(北朝鮮)。
北京五輪の準決勝で屈した相手に、延長戦で技ありを奪って辛勝。北京での銅メダルにも涙した中村美里は「あの悔しさがあったから、今までやってこられた」。世界の舞台で借りを返し、3年間の成長の証しを示した。
初めてシニアの舞台に立ったのが16歳のとき。22歳になった今、代表組の中でも古参の域に入り、「ずいぶん年を取りました」と苦笑する。以前なら、数分のインターバルで回復した体力も、今は“本物”の休日が必要になった。「20歳を過ぎたら体が変わるって聞かされてきたけど本当だった」。左ひざ前十字靱帯(じんたい)に古傷があり、今春からひざの関節がずれた状態が続いている。
柔道一筋の暮らしに「目標があるから。次はリオ(ブラジル)だし、次々と大会があるので頑張れる」と屈託がない。北京の銅メダルは今も寮の机の引き出しにしまってある。
7月末からの釧路合宿では連日、目に涙をためながら練習に明け暮れる姿があった。「辛さに打ち勝つことに慣れたいから」という求道の人でもある。あと1年、自身の限界を引き上げる作業は終わらない。
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