【 ロンドン五輪】西山将士 「銅」獲得 男子90キロ級 [柔道]
男子90キロ級の3位決定戦を行い、敗者復活戦から勝ち上がった西山将士(新日鉄)はキリル・デニソフ(ロシア)と対戦し、延長の旗判定で勝利し、銅メダルを獲得した。日本の柔道メダルは今大会6個目。ここまで金メダルは1個と不振が続く柔道だが、メダル数を着実に上積みしている。
序盤に相手が指導を取られ、試合を優位に進めた。延長になり、疲れが見える中、終始前へ出続けて、旗判定では西山の「白」3本が上がった。
西山は準々決勝で韓国の選手に敗れたものの、敗者復活戦で勝利して望みをつなぎ、悲願のメダル獲得となった。
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【 ロンドン五輪】松本薫が「金」日本勢第1号 女子57キロ級 [柔道]
【 ロンドン五輪】海老沼匡が「銅」 日本柔道2個目のメダル [柔道]
【 ロンドン五輪】平岡拓晃 無念の銀 日本勢初のメダル 男子60キロ級 [柔道]
【柔道五輪代表】 福見友子 ポスト谷に決定 100キロ超級は22歳上川大樹 14人を発表 [柔道]
ロンドン五輪でメダル量産を狙う柔道ニッポンの代表14人が13日決まり、過去五大会の女子48キロ級で金2、銀2、銅1のメダルを獲得した谷亮子の後継者として、26歳の福見友子(了徳寺学園職)が初の五輪代表になった。
福岡国際センターでの全日本選抜体重別選手権後に、全日本柔道連盟が強化委員会で選んだ。
女子52キロ級は23歳の中村美里(三井住友海上)が銅メダルだった北京五輪に続く代表で、不振の男子最重量級の100キロ超級は22歳の上川大樹(京葉ガス)だった。
谷の陰に隠れ続けた福見は選抜体重別で優勝し、悲願の五輪切符をつかんだ。谷が北京五輪で逃した金メダルの奪還に期待がかかる。世界選手権2連覇の24歳、浅見八瑠奈(コマツ)は漏れた。
選考は選抜体重別や国際大会などの結果を参考にした。男子60キロ級で北京五輪に出場した27歳の平岡拓晃(了徳寺学園職)と中村を除いて初代表という、フレッシュな布陣になった。
【柔道/グランドスラム・パリ大会】福見友子 女子48キロ級で優勝 [柔道]
【マスターズ大会】女子48キロ級 福見友子が浅見八瑠奈破り初優勝 [柔道]
柔道の世界ランキング上位者で争うマスターズ大会第1日は14日、カザフスタンのアルマトイで行われ、女子は48キロ級の福見友子(了徳寺学園職)をはじめ全4階級を制したが、男子は優勝が1階級もなかった。福見は世界選手権2連覇の浅見八瑠奈(コマツ)に優勢勝ちし初優勝、ロンドン五輪代表争いでリードする浅見に待ったをかけた。
女子の52キロ級では西田優香(了徳寺学園職)が昨年の世界選手権を制した中村美里(三井住友海上)に延長の末に一本勝ちして初制覇。57キロ級は松本薫(フォーリーフジャパン)が優勝し、昨年の世界選手権優勝の佐藤愛子(了徳寺学園職)は3位。63キロ級は上野順恵(三井住友海上)が田中美衣(了徳寺学園職)との決勝を制した。
男子は73キロ級で昨年の世界選手権覇者、中矢力(東海大)が秋本啓之(了徳寺学園職)との準決勝に勝ったが、決勝で北京五輪銀メダルの王己春(韓国)に旗判定で敗れた。66キロ級の海老沼匡(明大)と森下純平(筑波大)、60キロ級の平岡拓晃(了徳寺学園職)は3位。
女子の52キロ級では西田優香(了徳寺学園職)が昨年の世界選手権を制した中村美里(三井住友海上)に延長の末に一本勝ちして初制覇。57キロ級は松本薫(フォーリーフジャパン)が優勝し、昨年の世界選手権優勝の佐藤愛子(了徳寺学園職)は3位。63キロ級は上野順恵(三井住友海上)が田中美衣(了徳寺学園職)との決勝を制した。
男子は73キロ級で昨年の世界選手権覇者、中矢力(東海大)が秋本啓之(了徳寺学園職)との準決勝に勝ったが、決勝で北京五輪銀メダルの王己春(韓国)に旗判定で敗れた。66キロ級の海老沼匡(明大)と森下純平(筑波大)、60キロ級の平岡拓晃(了徳寺学園職)は3位。
【柔道/グランドスラム東京大会】女子48キロ級は浅見八瑠奈が優勝 [柔道]
柔道のグランドスラム東京大会第1日は9日、東京体育館で男女計4階級を行い、女子48キロ級世界ランキング1位の浅見八瑠奈(コマツ)が決勝で同2位の福見友子(了徳寺学園職)に一本勝ちして優勝した。
浅見八瑠奈は昨年とことしの世界選手権決勝でも福見に勝っており、来年のロンドン五輪代表へ大きく前進した。
同52キロ級で世界選手権優勝の中村美里(三井住友海上)は準々決勝でヤネト・ベルモイ(キューバ)に敗れた。宮川拓美(石川・小松大谷高)と橋本優貴(金沢学院大)が4強入り。
男子60キロ級は世界選手権2位の平岡拓晃(了徳寺学園職)のほか山本浩史(日体大)川端龍(国士舘大)高藤直寿(神奈川・東海大相模高)が4強を占めた。同66キロ級は世界選手権覇者の海老沼匡(明大)と高上智史(日体大)が準決勝へ進み、森下純平(筑波大)と昨年覇者の福岡政章(ALSOK)は敗退した。
浅見八瑠奈は昨年とことしの世界選手権決勝でも福見に勝っており、来年のロンドン五輪代表へ大きく前進した。
同52キロ級で世界選手権優勝の中村美里(三井住友海上)は準々決勝でヤネト・ベルモイ(キューバ)に敗れた。宮川拓美(石川・小松大谷高)と橋本優貴(金沢学院大)が4強入り。
男子60キロ級は世界選手権2位の平岡拓晃(了徳寺学園職)のほか山本浩史(日体大)川端龍(国士舘大)高藤直寿(神奈川・東海大相模高)が4強を占めた。同66キロ級は世界選手権覇者の海老沼匡(明大)と高上智史(日体大)が準決勝へ進み、森下純平(筑波大)と昨年覇者の福岡政章(ALSOK)は敗退した。
【世界柔道】中村美里・日本人対決で西田優香を破り念願の金メダル…「次はリオ」 [柔道]
1年前の東京で失った王座を、中村美里がパリで取り戻した。昨年と同じ西田優香との決勝を際どく制し、2年ぶりの世界女王に。来夏のロンドン五輪へと大きく近づいた。
山場は3回戦の対アン・グムエ(北朝鮮)。
北京五輪の準決勝で屈した相手に、延長戦で技ありを奪って辛勝。北京での銅メダルにも涙した中村美里は「あの悔しさがあったから、今までやってこられた」。世界の舞台で借りを返し、3年間の成長の証しを示した。
初めてシニアの舞台に立ったのが16歳のとき。22歳になった今、代表組の中でも古参の域に入り、「ずいぶん年を取りました」と苦笑する。以前なら、数分のインターバルで回復した体力も、今は“本物”の休日が必要になった。「20歳を過ぎたら体が変わるって聞かされてきたけど本当だった」。左ひざ前十字靱帯(じんたい)に古傷があり、今春からひざの関節がずれた状態が続いている。
柔道一筋の暮らしに「目標があるから。次はリオ(ブラジル)だし、次々と大会があるので頑張れる」と屈託がない。北京の銅メダルは今も寮の机の引き出しにしまってある。
7月末からの釧路合宿では連日、目に涙をためながら練習に明け暮れる姿があった。「辛さに打ち勝つことに慣れたいから」という求道の人でもある。あと1年、自身の限界を引き上げる作業は終わらない。
山場は3回戦の対アン・グムエ(北朝鮮)。
北京五輪の準決勝で屈した相手に、延長戦で技ありを奪って辛勝。北京での銅メダルにも涙した中村美里は「あの悔しさがあったから、今までやってこられた」。世界の舞台で借りを返し、3年間の成長の証しを示した。
初めてシニアの舞台に立ったのが16歳のとき。22歳になった今、代表組の中でも古参の域に入り、「ずいぶん年を取りました」と苦笑する。以前なら、数分のインターバルで回復した体力も、今は“本物”の休日が必要になった。「20歳を過ぎたら体が変わるって聞かされてきたけど本当だった」。左ひざ前十字靱帯(じんたい)に古傷があり、今春からひざの関節がずれた状態が続いている。
柔道一筋の暮らしに「目標があるから。次はリオ(ブラジル)だし、次々と大会があるので頑張れる」と屈託がない。北京の銅メダルは今も寮の机の引き出しにしまってある。
7月末からの釧路合宿では連日、目に涙をためながら練習に明け暮れる姿があった。「辛さに打ち勝つことに慣れたいから」という求道の人でもある。あと1年、自身の限界を引き上げる作業は終わらない。
【世界柔道】海老沼匡 初の「金」 男子66キロ級 [柔道]
男子66キロ級で初優勝を果たした海老沼匡。初出場だった前回大会は3回戦で敗退。同じ大学生の森下が内股を武器に頂点に立ち、悔しさを感じた。その森下が今回は3回戦で敗退。ライバルの分まで、と奮い立った海老沼が、頂点へ駆け上がった。
決勝に進むまでは背負い投げのオンパレード。1回戦は有効しか奪えなかったが、2回戦は一本背負い、3、4回戦も背負い投げで一本勝ち。準決勝でも背負い投げだけを狙い、ポイントを奪った。そして決勝。再び背負い投げを狙い、相手が警戒したところを、鮮やかに内股を決めた。
昨年の世界選手権敗退後はショックを引きずり、国際大会でも結果を残せなかった。この大会の最終選考会となった今年4月の選抜体重別では優勝を果たし、「もう後がないと思ってやってきた」と号泣した。
09年の講道館杯で内柴正人を破って、脚光を浴びた。篠原信一監督に言わせると、代表の中でも「あまり怒られない優等生」。これまで森下の陰に隠れていた海老沼が、真面目な性格を示すかのような一本気な戦いぶりで光を浴びた。
決勝に進むまでは背負い投げのオンパレード。1回戦は有効しか奪えなかったが、2回戦は一本背負い、3、4回戦も背負い投げで一本勝ち。準決勝でも背負い投げだけを狙い、ポイントを奪った。そして決勝。再び背負い投げを狙い、相手が警戒したところを、鮮やかに内股を決めた。
昨年の世界選手権敗退後はショックを引きずり、国際大会でも結果を残せなかった。この大会の最終選考会となった今年4月の選抜体重別では優勝を果たし、「もう後がないと思ってやってきた」と号泣した。
09年の講道館杯で内柴正人を破って、脚光を浴びた。篠原信一監督に言わせると、代表の中でも「あまり怒られない優等生」。これまで森下の陰に隠れていた海老沼が、真面目な性格を示すかのような一本気な戦いぶりで光を浴びた。
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