【ミヤギテレビ杯】東北高ＯＧペア宮里藍・有村智恵にギャラリー２万超

　みちのく仙台の秋は熱かった。最終日も８７６３人を集め、３日間で２万２０２７人のギャラリー…。利府ＧＣでは９年目になるが、５年前、宮里藍が凱旋（がいせん）したときを上回り“過去最高”だった。

　ギャラリーの目が輝く。樋口久子・日本女子プロゴルフ協会相談役が、「地元に最高のプレゼントになったわ」といった宮里藍、有村智恵の“東北高ＯＧペア”の２日間披露…。

　最終組を圧倒するギャラリーを引き連れていた。有村はしかし、４７位タイと沈んだが、「本当に皆さんの笑顔が素晴らしかった。順位じゃあなくて、“この場にいること”を楽しんでいらっしゃる。私たちが逆に勇気をもらいました」。

　２６位タイの宮里藍も成績以上の“触れあい”を感じていた。「これまで義援金（３０００万円）など経済的支援が多かったけど、仙台に戻って、ゴルフを通じて何か、いろんなことができる気がした」。オフ・シーズンの仙台復興イベントを思いめぐらせた。

　これまで協会全体で約１億３６００万円の復興支援してきたが、男女通じて唯一の東北での開催をしたことで、お金に換えられない“夢と希望”を与えたに違いない。

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