【陸上日本選手権】土井杏南・ ロンドン五輪目指す女子高生スプリンター [陸上]

 福島千里(北海道ハイテクAC)が引っ張る陸上女子短距離界で、16歳の高校生スプリンターが一気に頭角を現してきた。埼玉栄高2年の土井杏南。今季日本ランキング2位の11秒43をたたき出し、ロンドン五輪代表入りが期待される逸材だ。
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 埼玉・朝霞一中時代に全日本中学校選手権を2連覇。11秒61の中学記録を引っさげて埼玉栄高に入学すると、1年生ながら昨年の全国高校総体を制した。同世代では抜きんでた実力を誇る。

 五輪イヤーの今季。土井は連覇が懸かる高校総体には目もくれず、ロンドン五輪一本に照準を定めた。「五輪は小さい頃からの夢。チャンスがあるなら目指そうと決めていました」。4月の織田記念で高校記録を更新する11秒50をマークし、5月にはそれを11秒43まで短縮。持ち味とするスタートから中間疾走にかけての滑らかな加速に磨きがかかった。

 躍進の背景には、オフシーズンの取り組みがある。昨秋から都内の国立スポーツ科学センターに定期的に通い、体幹を強化。また、ウサイン・ボルト(ジャマイカ)の走りを参考に、骨盤を自在に動かすトレーニングもこなした。158センチ、49キロという平均的な体形ながら体脂肪率は7%台。「尻回りがジャマイカ人ぽくなってきた」。指導する清田浩伸監督は教え子の進化に目を細める。

16歳での五輪代表入りとなれば、戦後の日本陸上界では最年少。「個人の走力を上げないと、リレーでも選ばれないと思う。やるからには(11秒29の)A標準を目指したい」
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 日本が1964年東京五輪以来、48年ぶりの出場を目指す400メートルリレーに加え、個人種目の100メートルでも代表入りを狙う高校2年生。日本記録保持者の福島にどこまで迫れるか-。
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