高島早百合 173cmのビッグルーキー ダイナミックなゴルフ目指す [ゴルフ]

 宮里藍の登場以降、すっかり選手の年齢が若返った国内女子ゴルフツアー。今年も7月に実施されたプロテストで20人のプロゴルファーが誕生した。銀行員から転身した31歳の内山久美という異色選手もいるが、大半は高校卒業してプロの門戸をたたいた若手ばかり。
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 その一人が高島早百合(19)。同期には、プロ野球・元西武の工藤公康投手の長女である工藤遥加や、アマチュア時代からトーナメントをにぎやかしてきた堀奈津佳ら話題のルーキーがそろうが、宮里藍らを輩出した宮城・東北高OGの高島も東北ジュニア選手権優勝や、東北女子アマ選手権2位などの実績を残す。

 身長173センチと、小柄な選手が多い国内ツアーでは期待感が持てる。プロ合格時には「自分の体格を生かし、ダイナミックなプレーができるゴルファーになりたい」と頼もしくコメントしている。しかし、今季2戦目となった9月25日に終えたミヤギテレビ杯ダンロップ女子では、通算13オーバーの80位で予選落ちした。

 今回は高校時代を過ごした地元のうえ、東日本大震災の被災者へ元気を与えたいと意気込んで乗り込んだはず。同21日には古閑美保、諸見里しのぶら先輩プロとともに宮城県立こども病院を慰問し、子供たちと触れ合った。「『頑張って』って声をかけたら、逆に『頑張って』と声をかけてもらってすごくうれしかったです。応援してもらった分頑張らないと、と思います」と意気込んでいた。自らも震災の影響で、練習拠点を石川・小松CCに移している。
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 それだけに、自らのブログに「仙台の人たちに成長したところを見せるどころか、情けないところしか見せられなかった…」と悔しさをつづっていた。さらに「一生懸命やっていても、数字でしか評価されない世界。結局スコアに結びつかないと、どんなに努力してもだめなんですね」とプロの厳しさを痛感し、「まずはスイング革命起こします。んでから、メンタルを強くしないと」としっかりと課題を見据えた。

 今年の目標に「来年のシード権をもぎ取ること」と掲げている。現実的には難しくなりつつあるが、まだプロとしてスタートしたばかり。結果がついてくれば、端正な顔立ちから人気が出ること間違いなし。ファンの応援を得て、焦らず大きく羽ばたいてほしいものだ。



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