ジャンプ・伊藤有希がW杯初挑戦…元祖スーパー中学生 [スキー]

 伊藤有希b.jpgノルディックスキー・ジャンプ女子の伊藤有希(北海道・下川商高)が、オーストリアとスロベニアで今月行われるワールドカップ(W杯)に初めて挑戦する。

伊藤は、冬季ユース五輪インスブルック大会金メダルの高梨沙羅(北海道・上川中)とともに全日本スキー連盟の特別強化指定を受けている期待の星。初陣を前に17歳は「楽しみ。納得のいくジャンプをしたい」と意気込んでいる。

 伊藤は元ジャンパーの父克彦さん(45)の手ほどきで4歳から競技を始め、すぐに夢中になった。12歳でラージヒルの大倉山(札幌市)を飛び、国際大会のコンチネンタル杯で表彰台に上がるなど注目を集め、「スーパー中学生」と呼ばれた。

 今季は、シーズン前の成績が振るわなかったこともあって序盤のW杯遠征メンバーから漏れた。新しく始まったW杯出場を目標としていただけに悔しい思いをしたという。だが、「W杯期間中にしっかり調整しようと思った」と切り替え、地元・北海道下川町の飛び慣れた小さなジャンプ台で助走姿勢を固め、空中で体が前に流れないよう練習に励んだ。
伊藤有希c.jpg
 「気持ちは切れなかった。レベルアップして代表入りを目指すだけだった」という思いが実を結んだのは今年に入ってから。最長不倒をたたき出す持ち味の高い飛躍で弟の将充(下川中)と雪印メグミルク杯を制したのを皮切りに、UHB杯、TVh杯、STV杯レディース、HTB杯女子と1月は5勝をマーク。復活を果たし、代表の座をつかんだ。

 課題は、飛び出しのタイミングが遅れること。ここ数年の悩みの種で、克彦さんも「まだ遅れている。もっとよくなるはず」と指摘する。しかし、伊藤に焦りはなく「2代目スーパー中学生」の高梨に押され気味だが「周りを気にせず、自分のジャンプだけを考えたい」と冷静だ。仲良しの後輩に負けない大飛躍を狙う。
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