野口みずき号泣・奇跡の復活ならず でも「まだやめません」  [マラソン]

 アテネ五輪金メダリストの野口みずき(シスメックス)が、不屈の精神力と潜在能力で見せ場を作ったが、奇跡の復活劇はならなかった。
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 1575日ぶりの本番レース。スタート直後はペースメーカーを追い越す勢いで先頭に立ったが、17キロを過ぎて先頭集団から遅れはじめ後方へ。周囲からはブランクによる影響をささやかれた。

 しかし、最大150メートルも離されながら、野口は27キロから先頭集団を猛追すると、再びトップに立ち、折り返し地点をターンする執念を見せた。
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 見守るファンのだれもが、実力者の8年ぶり五輪出場へ夢を抱いた。だが野口は34キロで再び遅れ始め、最後は6位に終わった。

 ゴール後は顔を手で覆いながら大声で号泣。しばらくして、「(17キロで)遅れたところは左ひざが抜けるような感じだった。『焦らない、焦らない』と自分に言い聞かせていたら、足が戻ってくれた。(27キロで)追いつくところで足を使ったので勝負まではいかなかった。でも、これが引退レースじゃないので…」と、レースを冷静に振り返った。

 五輪再出場への夢は断たれたが、第一人者の感動的なレースぶりには歓声と拍手が鳴りやまなかった。

名古屋ウィメンズマラソン後の記者会見で「まだいけるかもしれないと思った。まだやめません」と現役続行を明言した。



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