寺川綾 8年ぶりの五輪切符「この一瞬を待っていた」 [水泳]

 寺川綾-p1.jpg4年前は逃した切符を、今度はギュッとつかみ取った。女子100メートル背泳ぎ決勝で寺川が自身の日本記録を更新する59秒10秒で制し、8年ぶりの五輪出場権を獲得。「この一瞬を待っていた」とはにかんだ。

 一つ一つの経験が今を支える。200メートルで出場したアテネ五輪は8位だったが、決勝に進んで満足だった。2008年は北京五輪の出場権を逃し、「仲間に『今までお疲れさま』って声をかけられたことが悔しくて」泣いた。

 「もっとできる」と確信できたのは、09年のこと。勢いまかせの泳ぎから、自分でレース展開をつくる「考える水泳」を、平井伯昌コーチからたたき込まれた。昨夏の世界選手権は100メートルで5位、非五輪種目の50メートルでは銀メダルを獲得するなど躍進。さらなる飛躍を目指し。この冬は激しく泳ぎ込み、課題の残り15メートルを鍛えてきた。

 この種目に絞ったのは、五輪へかける気持ちの表れ。「100メートルでメダルを狙う」ときっぱり。集大成の舞台となるロンドンで、流してきた汗と涙が、無駄ではなかったことを証明する。
タグ:寺川綾
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:スポーツ

【日本選手権】北島康介 日本新で4大会連続五輪代表に [水泳]

北島康介-p1.jpgロンドン五輪代表選考会を兼ねて行われ、男子100メートル平泳ぎ決勝には準決勝をトップの59秒31で通過し、競泳の日本勢で初の4大会連続五輪代表を懸ける29歳の北島康介(日本コカ・コーラ)が58秒90の日本新記録で優勝し、五輪代表に決まった。2位の立石諒(NECグリーン)も代表入り。

 加藤ゆかc.jpg

女子100メートルバタフライ決勝は加藤ゆか(東京SC)が57秒77の日本新記録で制し、五輪代表入りを決めた。男子100メートル背泳ぎ予選を1位通過した昨年の世界選手権銅メダリスト、入江陵介(イトマン東進)は2009年世界選手権覇者の古賀淳也(第一三共)とともに準決勝を突破して決勝に進んだ。

 男子200メートル自由形準決勝は松田丈志(コスモス薬品)が全体の1位で決勝に進出。女子100メートル平泳ぎ準決勝では鈴木聡美(山梨学院大)が順当に決勝に進んだ。




nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:スポーツ

高校生・萩野公介 日本新で五輪へ=男子400個メドレー 北島康介は100平決勝へ [水泳]

萩野公介.jpg 競泳のロンドン五輪代表選考会を兼ねた日本選手権第1日は2日、東京辰巳国際水泳場で行われ、男子400メートル個人メドレー決勝で、栃木・作新学院高3年の萩野公介(御幸ケ原SS)が4分10秒26の日本新で優勝し、五輪代表入りを決めた。競泳男子で高校生の五輪代表は2000年シドニー五輪以来。
 昨年の世界選手権銅メダルの堀畑裕也(日体大)も2位で五輪代表決定。女子400メートル個人メドレーは埼玉・武南高3年の大塚美優(スウィン大宮)が4分36秒64の高校新で優勝、2位の高橋美帆(日体大)とともに五輪代表となった。
 五輪2大会連続2冠の北島康介(日本コカ・コーラ)は男子100メートル平泳ぎ準決勝で59秒31をマークし、全体の1位で3日の決勝に進んだ。
 各種目で2位以内に入り、日本水泳連盟の派遣標準記録を突破した選手が代表に決まる。 
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:スポーツ

【競泳短水路】中3・渡部香生子が女子200メートル平泳ぎでV [水泳]

渡部香生子-p1.jpg 短水路(25メートルプール)で争う競泳の日本選手権最終日は12日、東京辰巳国際水泳場で行われ、女子200メートル平泳ぎは東京・武蔵野中3年の渡部香生子(JSS立石)が2分19秒14で優勝した。

 女子50メートル平泳ぎは鈴木聡美(山梨学院大)が予選で出した30秒24の短水路日本新記録を決勝で0秒01更新し勝利。200メートル平泳ぎは3位だった。

 男子200メートル平泳ぎは立石諒(NECグリーン)が2分3秒82で制し、100メートルとの2冠に輝いた。女子100メートル背泳ぎは酒井志穂(ブリヂストン)が57秒55で、男子200メートル個人メドレーは萩野公介(御幸ケ原SS)が1分54秒89で勝った。
渡部香生子-p4.jpg
 男子100メートル背泳ぎの古賀淳也(第一三共)は予選全体の9位で決勝に進めなかった。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:スポーツ

上田春佳が100自で日本新 [水泳]

上田春佳d.jpg 競泳の東京都選手権最終日は29日、東京辰巳国際水泳場で行われ、昨年の世界選手権代表だった上田春佳(キッコーマン)が女子100メートル自由形で54秒33の日本新記録をマークした。

従来の記録は山口美咲(近大)が高速水着禁止前の2009年新潟国体で出した54秒43だった。

 上田は22日の東京都北部ブロック公認記録会で自由形3種目の短水路日本記録を更新したばかり。ロンドン五輪の代表選考会となる4月の日本選手権に向け「自己ベストが出ると自信になる。日本選手権では100メートルでも200メートルでも(五輪)派遣標準記録を切りたい。圧倒的な強さで勝ちたい」と意気込んだ。

タグ:上田春佳
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:スポーツ

【ロンドン五輪】北島康介 ロンドン見据え、さらなるレベルアップ見据える [水泳]

 今冬、競泳のエース、北島康介は拠点の米国で極限まで心身を追い込んでいる。「もうオリンピックイヤーだからね。意識的に4月の選考会、その先の五輪を考えてトレーニングをしたい」とにらむ。
北島康介a.jpg
 昨夏の世界選手権で自信を回復した。100メートル4位に沈んだ悔しさの後、驚異的な修正能力を発揮。4日後の200メートルは、150メートルまで世界記録を上回るペースだった。最後に逆転され2位となったが、日本勢では唯一、翌年に金メダルが期待できるだけの泳ぎ。北島は「勝負できたことがうれしい」と手応えをつかんだ。

 五輪2大会連続2冠を達成した2008年北京五輪後、1年休養して渡米。低下した体力に加えて環境も変化し、「マイナスからのスタート」を切った。

 それでも日本と異なる練習法、一流選手との交流に刺激を受け、「まだ成長できる」と自然に意欲が高まった。元指導者の平井伯昌コーチは「実績ではなく、トップで泳ぎ続けることで存在価値を感じている。本当の意味でプロ」と舌を巻く。

 18歳で初出場したシドニー五輪から12年目。進化の歩みが止まらないのは、五輪を節目にそれまでの泳ぎを脱ぎ捨て、一から新しい泳ぎを作り上げる作業にある。けがや挫折を繰り返しながらも、本番にはその時の年齢、体つきに適した泳ぎに仕上げ、最大の力を発揮してきた。

 ロンドン仕様の泳ぎはまだ未完成。第一の難関は、いつも標準合わせに苦しむ国内レースの五輪代表選考会だ。「自分の力をもう1レベルも2レベルもあげなければ」と北島。その先にきっと、3度目の興奮が待っている。
タグ:北島康介
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:スポーツ

【世界水泳2011】上田春佳vs伊藤華英 同タイムでスイムオフ [水泳]

女子200メートル自由形予選で、日本人同士のスイムオフ(同タイムによる再レース)という珍事が起こった。

6組の上田春佳(キッコーマン)が1分58秒74で泳げば、7組の伊藤華英(セントラルスポーツ)も1分58秒74の同タイム。
上田春佳c.jpg
しかも予選突破ラインの16位で並び、広いプールで日本人2人だけのマッチレースが行われた。

結果は上田が1分58秒19で、1分58秒55の伊藤に競り勝った。


16番目の席をつかんだ上田は「スイムオフなんて初めて。それが日本人同士なんて。でも日本記録保持者として負けられなかった」。

敗れた伊藤は「スイムオフは運命だと思った。どっちが勝っても最後は握手しようということで、握手しました」とすっきりした表情で話した。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:スポーツ

【世界水泳2011】男子・400mメドレーリレーで五輪枠獲得 [水泳]

水泳世界選手権最終日の31日、競泳男子400メートル個人メドレー予選で、堀畑裕也(日体大)が4分13秒68の全体2位で同日夜の決勝に進出した。
男子メドレーリレー.jpg
 男子メドレーリレー予選の日本は、3分34秒82の4位で決勝に進み、12位以内に与えられるロンドン五輪出場枠を獲得した。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:スポーツ

【世界水泳2011】北島康介・200M平泳ぎ 課題も見えた価値ある銀 [水泳]

「あきらめてはいけないという思いを持つことが僕のスタイルなんです」。レース後の北島康介は、この日の上海の青空のようにスッキリとした表情で笑った。

 前半から激しく飛ばした。男子200メートル平泳ぎ決勝。150メートルのターンで世界記録を0秒27上回る。作戦通りの展開だったが、残り10メートルでジュルタにかわされた。
北島康介f.jpg
 それでも「最後に苦しくなるのは分かってトライした。悔しいけど悔いはない」。負けはした。だが、五輪王者の“復活”を印象づけるレースだった。

課題もはっきりした。「体力不足」と平井コーチ。
北京五輪で2冠を達成した後、刺激を求めて米国に拠点を移し、自分の経験と感覚に頼って練習を積んだ。4月に左足太ももを肉離れし、5月はリハビリに時間もとられた。

自ら考え、工夫した米国での体験。そこから見えた課題を胸に刻んだことで、ロンドンまでの道を明確に定められたはずだ。




nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:スポーツ

【世界水泳2011】寺川綾・50M背泳ぎで「銀メダル」 [水泳]

水泳の世界選手権第13日は28日、競泳女子200メートルバタフライで20歳の星奈津美(スウィン大教)が、自身の日本記録を更新する2分5秒91で4位と健闘した。
寺川綾c.jpg
非五輪種目の同50メートル背泳ぎは寺川綾(ミズノ)が27秒93の2位で日本勢三つ目のメダルを獲得。

 男子200メートル平泳ぎ準決勝の北島康介(日本コカ・コーラ)はトップの2分8秒81で29日の決勝に進んだが、冨田尚弥(中京大)は敗退した。

 男子200メートル背泳ぎ準決勝の入江陵介(イトマンSS)は1分55秒96の全体2位で、渡辺一樹(セントラルスポーツ)は1分57秒97の同7位で、女子200メートル平泳ぎ準決勝の金藤理絵(Jaked)は2分25秒41の同7位で決勝に進んだ。



nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:スポーツ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。