【世界体操】内村航平 史上初の3連覇 [体操]

 内村航平e.jpg体操の世界選手権第8日は14日、東京体育館で男子の個人総合決勝を行い、内村航平(コナミ)が男女を通じて史上初の個人総合3連覇を成し遂げ、日本勢で今大会初の金メダルを獲得した。

 決勝は予選の上位24人(各国・地域2人まで)が6種目の合計点で争い、予選1位の内村は同4位の山室光史(コナミ)と同じ組で床運動から競技を開始。
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 序盤から順調に得点を伸ばしていった内村航平は、予選2、3位のジョン・オロズコとダネル・レイバの米国勢や前回大会2位のフィリップ・ボイ(ドイツ)らを抑えて快挙を達成した。山室が3位に入った。



【世界体操】鶴見虹子15位・田中理恵は20位 16歳ウィーバー、初の女王 [体操]

 田中理恵l.jpg体操の世界選手権第7日は13日、東京体育館で女子予選の上位24人(各国・地域2人まで)による個人総合決勝を行い、日本勢は鶴見虹子(朝日生命)が合計54・999点で15位、田中理恵(日体大大学院)は54・699点で20位だった。

 初出場の16歳で予選2位のジョーディン・ウィーバー(米国)が59・382点を出し、予選トップのビクトリア・コモワ(ロシア)を0・033点差で抑えて女王の座に就いた。
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 鶴見は最初の段違い平行棒で落下。田中も床運動で着地をミスし、ともに上位は遠かった。

 田中理恵は順位より演技の内容が不満だった。
「悔しいです。調子は良かったのに、練習してきたことが発揮できなかった」。特に床運動。簡単な宙返り技で着地に失敗、団体総合決勝と同じミスだった。

 「勉強の場」と位置づけた2度目の世界選手権で、筋力不足を痛感した。団体総合を制した米国選手は脚力が強く、失敗を最小限に抑えていた。
 24歳は「もう一度体を作り直し、変身したい」と肉体改造を宣言。来夏までは体操だけに全力を注ぐ決意だ。





【世界体操】日本男子 33年ぶりの優勝逃す 3大会連続2位 [体操]

 田中佑典.jpg体操の世界選手権第6日は12日、東京体育館で8カ国による男子の団体総合決勝を行い、予選首位で内村航平(コナミ)をエースに擁する日本は273・093点で3大会連続の2位に終わり、1978年ストラスブール大会以来33年ぶりの優勝を逃した。

 予選3位の中国が275・161点で大会最多に並ぶ5連覇を達成し、3位に米国が続いた。

 日本は4種目目の跳馬で内村、沖口誠、山室光史(以上コナミ)が16点台の高得点をそろえて首位に立った。だが、5種目を終えて中国に逆転され、最後の鉄棒では田中佑典(順大)と内村が連続して落下した。

 13日は女子の個人総合決勝を行う。

 立花泰則監督 「拮抗した状況でミスしたわれわれが2番になった。ミスした選手を責めることはできない。どんな状況でも完成度を上げないと、紙一重の勝負では勝つことができない」




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【世界体操】日本女子は団体総合7位 アメリカが圧勝 [体操]

田中理恵k.jpg 体操の世界選手権第5日は11日、東京体育館で8カ国による女子の団体総合決勝を行い、予選5位の日本は合計167・122点の7位に終わった。

 予選首位で前回大会2位の米国が計179・411点で圧勝し、2007年シュツットガルト大会以来3度目の優勝を果たした。2連覇を狙ったロシアは4・082点差の2位、中国が3位。

 日本は田中理恵(日体大大学院)が得意の床運動で得点を伸ばせず、最終種目の段違い平行棒でもエース鶴見虹子(朝日生命)が落下。前回の5位にも及ばなかった。

 団体総合予選を首位通過した日本男子は非公開練習で、33年ぶりの優勝が懸かる12日の決勝に向けて最終調整した。


【世界体操】日本男子が五輪出場権獲得 予選6班終了で団体首位 [体操]

 内村航平b.jpg体操のロンドン五輪予選を兼ねた世界選手権第4日は10日、東京体育館で男子予選の6班までを終了し、団体総合で33年ぶりの優勝を目指して9日に合計364・291点で演技を終えた日本は6チームを残して暫定首位で8位以内が確定し、五輪出場権を獲得した。
 日本は2位の米国とともに12日の決勝進出も決まった。5連覇がかかる中国は最終8班で演技。

 個人総合は各国・地域2人までの上位24人が決勝に進出し、史上初の3連覇に挑む内村航平(コナミ)が合計92・256点で首位、山室光史(コナミ)が4位。

 日本男子は10日、練習会場の国立代々木競技場で調整し、内村らがストレッチなどで体をほぐした。9日の予選の床運動で頭部を強打した田中佑典(順大)は大事を取って休養した。



【世界体操】寺本明日香 日本のピンチ救う [体操]

寺本明日香d.jpg 15歳の寺本が日本のピンチを救った。3種目目、跳馬の本番前練習で負傷した飯塚に変わり、急遽、スタートラインへ。
 準備なしの「不安」を吹き飛ばす勢いで助走すると、後方伸身宙返り1回半ひねりを完璧に決めた。

 実は、痛め止め薬を飲んで出場していた。9月中旬に左かかとを負傷、今大会は出場が危ぶまれていたのだ。オーダーで得意の跳馬を外された寺本だったが、思わぬ形でめぐってきたチャンスをものにし、大舞台で悔しさを晴らした。

 「これが現実だと思うとすごくうれしい」。出場3種目で一つも失敗をしていない。段違い平行棒ではエース鶴見とともに種目別決勝へ進出。「びっくり。まさか私が?という感じです」と二重の喜びに浸った。



【世界体操】日本女子・団体で五輪出場権獲得 [体操]

田中理恵d.jpg 体操・世界選手権第2日(8日・東京体育館)——ロンドン五輪予選を兼ねた女子予選の後半が行われ、団体総合で、前回大会5位の日本(鶴見、田中、新竹、寺本、飯塚、美濃部)は計223・543点で5位となり、8位以内に与えられる団体の五輪出場権を獲得した。

 女子団体は前回北京五輪に続いて2大会連続出場。米国が計234・253点で首位、前回優勝のロシアが2位。個人総合予選は、ビクトリア・コモワ(ロシア)が計60・157点で1位、ジョーディン・ウィーバー(米)が2位につけた。




田中理恵・本番で“理恵スマイル”魅せる [体操]

 田中理恵h.jpg女子日本代表は、代々木第一体育館で軽めの調整。
 鶴見虹子(朝日生命)とともにチームを支える田中理恵(日体大大学院)は「調子は悪くない。すごくいい感じです」と体調が万全であることをうかがわせた。
 演技については「自然に笑顔が出るようにしたい。見に来てくれるファンに笑顔をみせたい」。

 日本の初日となる8日から、“理恵スマイル”で会場を盛り上げる。



タグ:田中理恵

【世界体操】女子は「ミスなし」で五輪狙う [体操]

 日本女子は2008年北京五輪、昨年の世界選手権と続けて団体総合5位に入った。女子ではロシア、中国、米国、ルーマニアがいわゆる“トップ4”を形成。日本がその背中に迫れれば、8チームが進む決勝、ロンドン五輪切符がつかめる。
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 塚原千恵子監督は「世界の5位以下は10位以降まで団子状態。ミスした国が厳しくなる」と、ミスの少ない演技を五輪出場権獲得のポイントに挙げる。日本はもともとDスコア(演技価値点)が高くない。大きなミスをすれば命取りになる。

 日本は予選の1種目目が平均台になる。塚原監督は「ここでミスが出ると悪い連鎖が起こる」と指摘。演技に安定感があり、平均台が得意の新竹優子(羽衣国際大)を最初の演技者に起用し、波に乗る展開を目指す。

 当面のライバルは豪州やイタリア。日本が苦手だった跳馬が得意な飯塚友海(朝日生命)、寺本明日香(レジックスポーツ)が加わり底上げは進んだ。鶴見虹子(朝日生命)、田中理恵(日体大大学院)らとミスのない演技が続けば五輪出場は十分に射程圏だ。




【新体操・フェアリージャパン】五輪出場決め帰国 ロンドン五輪でのメダル獲得に意欲満々 [体操]

 フランス・モンペリエで開かれた新体操の世界選手権で団体総合5位に入賞し、ロンドン五輪出場権を獲得した日本のナショナル選抜団体チーム「フェアリージャパン」のメンバーが27日帰国し、東京都内で会見した。
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 主将の田中琴乃(日女体大)は「日本で応援してくださる方々のことを思い出して本番に臨み、ベストを尽くせた」と笑顔で報告した。

 日本はボール、リボン・フープの2種目とも序盤に手具操作のミスが出たものの、ライバルのドイツを0.1点差でかわし、昨年より一つ順位を上げた。日本体操協会の山崎浩子・新体操強化本部長は「リカバリーが早かった。ミスが出ても最後まで頑張る練習を日ごろから続けていたからだ」と目を細めた。

 11月中に練習拠点のロシア・サンクトペテルブルクに渡り、再び合宿生活に戻る予定。10位に終わり予選敗退した北京五輪を経験している遠藤由華(日女体大)は、「北京での悔しさを胸に、ロンドンでは日本の美しさを表現できるよう、今からがスタートだと思って頑張りたい」と決意を語った。



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