【全日本選手権】 田中理恵 兄弟が上位を「独占」 五輪2次選考会 [体操]

田中理恵-p20.jpg田中理恵-p21.jpg女子でトップの田中理恵は、男子で1、2位通過した兄の和仁、弟の佑典の好成績を知らずに演技を終えた。兄たちの活躍を耳にすると「びっくりしました。兄弟が頑張っているから、わたしもここまで頑張ってこられた」と喜んだ。

 昨年10月の世界選手権で初めて3きょうだいで代表入り。ロンドン五輪でも再現を狙う。長兄の和仁は「できるだけ2人の演技を見たい」と、試合中でも2人の姿を探し、気づいた点があれば3人で互いの演技にアドバイスを送りあう。

 3きょうだいでの代表入りに懸念があるのは男子の方。今回は床運動と鉄棒の好成績者に続き、個人総合上位者が選ばれるためで、和仁は苦笑しながら「佑典は(得意の)鉄棒で。2人で個人総合を争うのは…」と、“注文”を出した。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:スポーツ

【ロンドン五輪】内村航平 ロンドンへ準備着々 [体操]

内村航平e.jpg「6種目やってこその体操」-。この夏、最も世界の頂に近い男、内村航平には強い信念がある。得意の床運動、鉄棒、平行棒、跳馬に加え、腕力が必要なつり輪、あん馬でも安定して15点以上を出す。いわゆる“穴”がない。

 昨年10月の世界選手権では史上初の男子個人総合3連覇を達成。北京五輪後の国際大会では最高の93・631点と2位に3点差以上をつけた。それでいて「全種目では着地が止められていない。そこが課題」と苦笑い。向上心はすさまじい。

 19歳で初出場した2008年北京五輪では個人総合銀メダルを獲得。日本の10代で初の個人総合メダルに輝いた。ただ、栄光の陰で苦い思いも残った。2種目目のあん馬で2度落下し、6種目をミスなく、美しく終える大切さを胸に刻んだ。

 当時、日体大2年生。以降、6種目を大会と同じように全種目を練習する「通し練習」に没頭した。昨年4月、コナミに入社しても姿勢は変わらない。指導者は「みんなが内村の練習を見習ってほしい」と口をそろえる厳しい内容を貫く。
内村航平f.jpg
 鍛錬は嘘をつかなかった。指先、つま先まで細やかな神経が行き届いた演技は美しい。大会ではほとんどミスをしない。自ら「代名詞」と言い切る着地をピタリ止める瞬間も数多い。国内外の大会でファンの視線を集めて、ため息を誘う。

 ロンドンの目標は「団体の金メダルと種目別でのメダル」だ。個人総合は意識しなくても獲れる自信がある。種目別用に高難度の構成も磨く。準備は整いつつある。23歳は、表彰台の頂点で可能な限り「君が代」を口ずさむつもりでいる。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:スポーツ

鶴見虹子・日体大入学へ 女子エースが五輪へ新環境 [体操]

鶴見虹子1a48.jpg 体操日本女子のエースで、2009年世界選手権個人総合銅メダリストの鶴見虹子(19)=鶴見ク=が新たな練習環境でロンドン五輪を目指すため、12年4月に日体大に入学することになった。大学関係者らによると、スポーツ推薦枠で合格したという。

 日体大大学院を卒業予定の田中理恵(24)が引き続き練習拠点を日体大に置く意向を示しており、日本の二枚看板が切磋琢磨しながら五輪代表入りを目指すことになりそうだ。

 鶴見は単位制の東京・大智学園高を11年春に卒業し、五輪まで競技に集中するために大学進学を控えていた。不振の10年シーズンから心機一転を図った11年シーズンは小学時代から08年北京五輪まで指導を受けた中国人女性の陶暁敏コーチに再び師事し、10月に朝日生命を退部。現在は米国でも練習しており、国内でのより良い環境を求め、決断に至ったとみられる。




nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:スポーツ

内村航平がロンドン五輪代表に異例の早期決定 実績を評価  [体操]

 日本体操協会は15日、東京都内で常務理事会を開き、体操ニッポン男子のエース、内村航平(22)=コナミ=を来夏のロンドン五輪代表に決めた。
内村航平-p1.jpg
 10月の世界選手権(東京)で史上初の個人総合3連覇を達成した実績を高く評価し、異例の早期決定となった。

 内村航平は世界選手権で種目別床運動も日本勢としては37年ぶりの金メダルを獲得し、団体総合の銀メダル、種目別鉄棒の銅メダルと合わせ、計4個のメダルを手にした。

 内村は長崎県出身。団体総合、個人総合で銀メダルを獲得した2008年北京五輪に続く2度目の五輪代表入りとなった。





nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:スポーツ

田中理恵・環境変えない!来年も日体大に“残留” [体操]

体操の田中理恵(24)=日体大大学院=が、来年も日体大に“残留”することになった。
3月に大学院卒業を迎えるが、来夏には集大成となるロンドン五輪が迫るだけに「環境は変えないでいく。大学で練習を続けるつもり」と話した。

 この日は、森喜朗元総理大臣の日体大名誉博士号授与式に、プレゼンターとして参加。現在は今季最終戦の豊田国際へ向けた練習とともに、修士論文の執筆を行っている。「体操の採点法、主に芸術性についての研究。順調にきてます」と、笑顔で話した。

田中理恵330.jpg田中理恵 73ef453dd6e4c1.jpg
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(1) 
共通テーマ:スポーツ

【体操・全日本選手権】田中理恵 笹田夏実が2冠 [体操]

体操の全日本団体・種目別選手権最終日は6日、千葉ポートアリーナで種目別決勝を行い、女子は田中理恵(日体大大学院)が平均台と床運動、笹田夏実(大泉スワローク)が段違い平行棒と平均台でそれぞれ2冠に輝いた。
 跳馬は佐賀・香楠中3年の龍和貴子(鳥栖高ク)と永井美津穂(東海テレビ東名ク)が同点優勝した。

         女子種目別決勝の床運動で優勝した田中理恵
田中理恵6000.jpg


         女子種目別決勝の段違い平行棒で優勝した笹田夏実  
笹田夏実.jpg


         女子種目別決勝の跳馬で優勝した永井美津穂  
永井美津穂.jpg




nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:スポーツ

【全日本体操】田中理恵 床・平均台で決勝へ [体操]

 田中理恵m.jpg女子の田中理恵は得意の床運動で13・850点の1位となり、ふらついて13・750点の2位だった平均台とともに決勝に進んだ。

 世界選手権の床運動は着地で乱れるミスが出たため、上体が前のめりになりやすい姿勢の修正に努めてきた。「練習したものがしっかり出せた」と手応えを口にし「日本代表として3位には入らないといけない」と自覚ものぞかせた。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:スポーツ

【世界体操】田中理恵 「らしさ」を貫く [体操]

 田中理恵-p1.jpg決して笑顔を絶やさなかった。
 田中理恵は床運動で「エリーゼのために」に合わせ華麗に舞った。宙返りからの着地で両手をつくミスをしても「楽しんでやりたい」という気持ちを前面に出し、最後までのびのびと演技を続け、順位より「らしさ」にこだわった。

 低年齢化が進む女子体操界では遅咲きの24歳。日体大入学後に左足首を手術、壁にもぶつかった。苦しい時期だったが、バラードを聴いて感性を養った。すべては目標とする「美しい体操」のために。猛練習で技の完成度を高め、昨年の世界選手権では「エレガンス賞」を受賞した。

 2度目の世界選手権は来年のロンドン五輪に向けた「勉強の場」と位置づけている。順位よりも自らを見つめた。そうして見つけた課題は海外勢との筋力差。「点を取るためにはもっと脚力が必要。もう少しガッシリしないと…」。団体総合を制した米国選手の床運動と跳馬には目を奪われることが多かった。田中理恵-p2.jpg

 今大会は念願の3きょうだいでの出場を果たし、前日の男子団体決勝はスタンドから声援を送った。「兄弟がいるから頑張れる」。ロンドン五輪も3人で-。胸に刻んだ。



タグ:田中理恵
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:スポーツ

【世界体操】ロシアの新星 コモワが段違い平行棒で初優勝 正確な演技で個人総合の雪辱 [体操]

 コモワ-p3.jpg試技を前にしたコモワの顔色は切なげで、崩れそうな空模様を思わせた。それでいてバーを軸に旋回する体は力強くしなり、離れ技には前もって引いた線の上をなぞるような正確さがある。

 「きょうは間違わずに演技ができた」と、複雑に体をくねらせた後の着地も二重丸。両手を羽に見立てて広げたフィニッシュで美を添えるのも忘れない。段違い平行棒は2番目の試技順で首位。後に演じた6人がかすむほど、コモワが残した美は印象鮮烈だった。
コモワ-p1.jpg
 2日前は同じ16歳のウィーバーに、終盤の逆転で個人総合の女王を譲った。直後は吹き出る涙をぬぐおうともしなかったが、この日は同じ相手に1点差をつける会心譜。ロンドン五輪の前哨戦をひとまず1勝1敗に押し戻し、「心が軽くなった感じがする」。

 母は旧ソ連時代の世界選手権団体金の一員。筋目の良さは、昨年のユース五輪3冠で実証した。同世代にウィーバー、同じロシアに前回世界女王のムスタフィナもいる中で、それでも人目を引く輝きが備わっている。天性の“華”というしかない。



nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:スポーツ

【世界体操】内村航平 超高速の大技は審判も見落とす完成度 映像で確認0・2点アップ [体操]

 技のキレは審判の目を置き去りにするほどだった。
 床運動の構成を予選から変更した内村航平が冒頭で決めた最高G難度の大技、「後方かかえ込み2回宙返り3回ひねり」が見落とされた。本来なら6・7になるDスコア(演技価値点)は当初、6・5に据え置かれたままだった。
内村航平f.jpg
 森泉貴博コーチが審判団に訴え、映像で確認されて0・2点アップの15・633点への訂正が認められた。内村航平は「そんなに分かりづらかったかな。でも、難度を取られていないのは、ひねりが速すぎるから。逆にうれしい」と、高い完成度を喜んだ。

 大会前から床運動への思い入れは強かった。昨年2位の悔しさに加え、父の和久さんが高校総体で制した種目で「金」を獲って並びたいという思いがあった。個人種目での目標をあまり語らない22歳が「金メダルを狙う」と公言していた。

 個人総合に続く2つ目の金メダル。快挙の後味が悪いのは、訂正得点を表示したタイミングのせい。2008年北京五輪でこの種目を制した鄒凱が、演技を終えた直後だったからだ。鄒凱は内村の得点が訂正されるまで首位だったヒポリトの15・466点を目指して演技に臨んでいたはずだ。

 もちろん、金メダルの価値が色あせることはない。経験豊富な国際審判を出し抜くほど、内村の能力が際立っていたということ。史上初の個人総合3連覇を達成した「オールラウンダー」は「スペシャリスト」としての力も見せつけた。来夏のロンドン五輪へ向け、期待値がまた跳ね上がった。



タグ:内村航平
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:スポーツ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。